2011年6月1日水曜日

上田宗箇流

先日、華鴒大塚美術館で上田宗箇流のお点前を拝見する機会を得た。
芸州浅野家の家老であった上田家に伝わる武家茶道の流派ってことで、京都を中心とした三千家や藪内などとは異なった進化をたどっているとか。
私も初めて拝見するお点前ってことで、興味津々。
今回のお茶席では立礼でのお点前。
見やすいところに席を取ると…私より上座に誰も座らず…必然的にお正客に(え〜!!!)
えい、ままよ!と、構えていると、女性の先生が、すらすらと一通り説明をしてくれた。
っで、お点前でまず、びっくり。
右腰に帛紗があるじゃあーりませんか。
左腰は刀の位置ってことで、男性は右腰に帛紗を着けるとか…なるほどなるほど、さすが武家茶。
そのほかにも、帛紗のたたみ方や柄杓の持ち方、構え方…違いがいっぱい。
っで、主茶碗は主に唐物ってことで、今回は李朝時代の粉引茶碗。
△真ん中が主茶碗△
見た目、とっても可愛らしいサイズなのだが…持つとずっしりとした存在感。
雨漏りの景色もえーですね〜。
お茶はほとんど泡立っていない感じで(ちょっと、熱かった…)、ふ〜ん、これが上田宗箇流なんだ〜なんて、感心しながらいただく。
厚かましく(っていうか、知らず知らずのうち…っていうか)お正客になって良かった(笑)
今回のお点前、聞くところのよるとデビュー戦の方とか…どーりで手がプルプルと震えていた…。
まー、人ごとではないが、私もそのうちどこかでデビューするのだろうか…って思うとこちらにまで緊張感が伝わってきた。
ちなみに、私が今はまっている「へうげもの」では初代上田宗箇(上田重安)はこんな感じで描かれているので紹介かたがた…(へうげもの 十服より)。

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