2012年10月21日日曜日

ビストロ コペン

先日、写真家の蜂谷秀人先生と昼飯を食っていた時、蜂谷先生から教えていただいた洋食店「bistro COPEN」へ。
ほんま、10人ちょいぐらいしか入れない狭さ。

さらに、ビルの1Fだが、店がビルの奥なので…ついつい見逃してしまう…という街中の隠れ家的ビストロ(笑)
まずは小手調べと…シェフのわがままランチを食べる。

本日は和風のハンバーグ。スープ、サラダが付いて880円。

照り焼き風のソースって今一つ甘くて好きになれないのだが…ここのはさっぱりとしておいしい。
ハンバーグの味がジワッと主張するのもソースがあっさりしているからか?
とにかく上品に仕上げられているため、すすっと胃に収まる…でも、ボリュームたっぷりなので、ズシッとくる。

値段も安い!ちょいとはまりそう。

復食

内視鏡検査を受けたお陰で、お腹の中は空っぽ。
っで、その日は遅番勤務で、23時過ぎに会社を出る。
ブラブラ会社の裏を歩いていたら…あれ、まだ隠れ家営業してるやん!って通り過ぎようとすると、カウンターの中からまいちゃんがニコニコ笑ってこっちを見てる!
ってことで、まいちゃんの笑顔に釣られて…胃腸に優しいおじやをオーダー。
具はオコゼ!いろんなとこが入っていて…ふぅ〜お腹いっぱい。

イイダコの煮付けは消化が…う〜ん、いかがなものか…とは思ったが、また、美味いもんが食えると体に感謝しながら復食!

人生初の内視鏡検査

9月末ごろから腹部が張って、調子が悪い…。
中学・高校の同級生のお医者さんに相談したら…専門病院を紹介してくれた。
っで、その同級生、岡大のエライさんでございまして…お陰で、私のような訳の分からない面倒くさい患者も大切に扱ってもらえた。
っで、まーあせっかくだからってことで、胃と腸の内視鏡検査を受けることに。
10月9日、内視鏡検査…生まれて初めての経験に気が重〜い状態でその日を迎えた。
ほんま、気分はドナドナ…。

朝、病院に行くと、いきなり下剤の説明。
目の前には1.8リットルの容器に下剤がたっぷんたっぷん…(笑)
決められた時間にコップに1杯、2杯と飲んでいく。
そーこーする内に一緒に検査を受ける仲間が集合。
「ワシは大腸を切ってな〜」とか「胃を全摘してな〜」とかの猛者ぞろい。
中には半袖の裾から入れ墨がのぞく人や、どー見てもオカマやろう〜って人まで…。
っでその人たちが「看護婦さん、去年より下剤おいしゅーなっとるな〜」とか「前は2リットルあったのに減っとるの〜」とか和気藹々(?)と会話。
えらい所に来てもーた…と後悔するもお腹がグルグルいいだして、便所と部屋との往復が始まる。
っで、皆さん苦戦する中、内視鏡初心者の私が一番にお腹の中がきれいになって、内視鏡の検査室へ。

何でも1抜けするのって気分がいいよね〜(笑)

おしりに穴の開いた検査着を着て、鎮静剤を打たれたら、即コテン。
ストレッチャーの上で目が覚めたら検査は済んでいた。
っで、検査結果発表!
私と、オカマさんと、入れ墨おじさんが待合へ。
まず私が診察室へ。
胃も腸もきれいなもんだわ〜ってことで、何事もなく終了。
待合のオカマさんと入れ墨おじさん「にーちゃん、何もなかったんか?良かったな〜」って。

こういう所って、なぜかミョーな連帯感が生まれるんだよね〜。

それにしても、下剤のお陰で、お腹もスッキリ。
結局、松茸御飯とかドカ食いしたのが祟ったか〜ってことで…チャンチャン!

あっそーそー、便所の往復が良かったのか、この日の歩数は1万歩を超えていた(笑)

2012年10月16日火曜日

大阪美術館爆走ツアー(1)

正木美術館(大阪府泉北郡忠岡町)で開催中の秋季特別展「利休参上」を見に行った。
重要文化財の千利休図が出ているってことで…。

大阪には大学、大阪支社時代にいたが、不勉強なことに、忠岡町も正木美術館も知らなかった。
っで、地図で調べたところ… https://maps.google.co.jp/maps?oe=utf-8&hl=ja&client=firefox-a&ie=UTF-8&q=%E6%AD%A3%E6%9C%A8%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&fb=1&gl=jp&hq=%E6%AD%A3%E6%9C%A8%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&cid=0,0,2443225715047929583&ei=-AebUP28M-rYmAXx5IGgDQ&ved=0CIUBEPwSMAA
泉大津と岸和田に挟まれたちいさなちいさな町にある美術館。
っで、忠岡町を調べてみると…面積で日本一小さい町とか。

それはさて置き…どーやって行こう…新幹線で行くと岡山−新大阪−難波−忠岡と乗り換え多いぞ!
ってことでもっとシンプルに…と考えた挙げ句…高速バス利用だ!ってことに。
これだと岡山−難波−忠岡と乗り換えは1度。
さらに、車中睡眠が…。。。
ってことで、よー寝た〜。車中グダグダで南海のなんばへ。
っで、久し振りに南海電車に乗って…来たことの無い町忠岡へ降り立つ。
なーんも無い。どないしょ…って感じの駅前。
正木美術館の矢印を頼りに歩く。
すると何だか賑やかな掲示板が…。
そー、この忠岡町、岸和田の隣にあるってこともあり、岸和田に負けずだんじり祭りが盛んなのだ〜。
私が行った日の前の週にその祭りが行われていて、その時の寄付をした人・会社への「御礼」の紙が張り出されていたのだ。
まー、なんだかんだしながら、歩くこと10分ちょいで正木美術館に。
いきなりガードマンに「どうぞ」って促され館内に。
開館直後で、どーも私が一番客(笑)
っで、入ってすぐに「建盞天目茶碗」と「玳皮釉双鳳文天目茶碗」、そして大名物の「唐物肩衝茶入 銘 有明」が並んで展示されている。
それだけでかなり圧力を感じる(笑)
っでその展示場所を直角に曲がったところに今回の目玉・千利休図が。
長谷川等伯筆と伝えられ、大徳寺の古渓宗陳賛。
利休62歳の頃の姿を描いたとされ、利休存命中の肖像画で現存する物はこれ1点とか。
結構、ごつい体というか、いかついオッサン風に描かれた姿。
そう言えば、へうげものでも大男に描かれていたよな〜と…。
利休図の下には茶碗がズラリ。
蕎麦茶碗 銘 雛鶴、堅手茶碗 銘 浜千鳥、釘彫伊羅保茶碗、熊川茶碗 銘 たちばな…と16〜17世紀の朝鮮の茶碗から、長次郎の黒楽茶碗 銘 両国、道入の黒楽茶碗 銘 散聖、同赤楽茶碗 銘 武蔵野…と見応えのある物ばかり。
っで、更に次の展示ケースには茶入と棗。
中興名物の瀬戸真中古茶入 銘 狭筵、瓢形茶入(利休在判)←見た目可愛らしい!、金輪寺茶器(春慶作)←美しい!、さらに豪華な浜千鳥松蒔絵平棗…といや〜どうしましょうって感じ。
続いて茶杓は…利休作はもちろん、山上宗二、小堀遠州、細川三斎…と一見の価値ありというか比べて見ると面白い。
っで、そのほか、水指、香合、釜、花入などなど計75点を見るとお腹いっぱいって感じに。
続く…。。。

マイルスの命日

 マイルス・デイヴィスの命日(9月28日)に会社の大先輩のジャズ喫茶へ。
っで、先輩が「あまからさん、マイルスのアルバム何かリクエストして」ってことで、MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTSをお願いする。

セロニアス・モンクとの喧嘩セッションとして有名なヤツで、結構ピリピリとした緊張感が伝わってくるのが好き。
ミルト・ジャクソンのヴィブラフォンも緊張感いっぱいってのが好きで、大学のころよく聞いたアルバムだ。
なかなか自宅でレコードとは行けない現在。

癒しを提供してくれるイイ空間だ。

鬼次

なんとも恐ろしげな名前のラーメン店を発見。
場所は…う〜ん説明が難しい。
宝来軒の南向かいにある細路地を入ったところ(笑)
たまたま、深夜ふらふらとしていたら灯りを発見して…。
っで、一番フツーの鬼次ラーメンを食べる。
店に入る前にちょっと魚介の香りがしていたので…こりゃまずい!って思ったのだが、店内はそーでもなく…。
っで結構、丁寧に時間をかけて作ってくれる(笑)
スープは鶏がメーンでかなりトロっとした濃厚系で醤油味。
若干、甘めの味付け。
具はメンマ、ネギ、叉焼、なると、海苔。
っで、店主オススメの薬味は特製の唐辛子…ってことで、これをかけていただく。
若干細めの麺が濃厚スープによく絡むが、その分、私には甘さが気になる。
確かに唐辛子が合いそうだが、それならスープを入れる際に、唐辛子を入れて、麺が仕上がるまでスープに辛みを移して食べたいところ。
濃厚ではあるが、どことなく和食的な仕上がり…ひょっとしたらこの間のそずり鍋を食べた時の柚胡椒(といっても赤い唐辛子の入ったヤツ)が合うのでは…と思ってしまう。
今度行く時は、マイ柚胡椒持参じゃ!

店主はとても真面目な感じの方。
店の外まで見送ってくれた。
まだまだ、進化の途中かな〜。

2012年10月15日月曜日

かやく御飯の店 弁慶

かやく御飯の店「弁慶」でランチ。
ここは昼の11時半ごろに店を開けて、ランチ終了は12時過ぎっていう変わり種。
っで、廣珍くんと大慌てで自転車を飛ばし食べに行く。
ちょうど正午ごろ到着。
まだ暖簾が出ているってことで入店。
メニューはかやく御飯1本!
この日はかやく御飯が松茸御飯ってことで、1100円とちょい高。
っで、お代わりは3杯までという上限が設定されている(笑)
お吸い物にも松茸いっぱいで、期待は膨らむ。
御飯はあっさり薄味。
松茸の香り重視の味付け。
松茸もタップリの御飯は松茸の歯応えも思う存分楽しめる。
っで、お代わりは…2杯したところで満腹。
うっぷうっぷで店を後にした。

野菜食堂こやま2題

あっ、10月に入って全く更新が無い事に気付いて慌てて9月の残りを…。
まずは、野菜食堂こやま2題。
その1
野菜カレー!
もっちもち玄米に野菜(揚げたカボチャ、茄子、人参…)さらにカツに見立てた麩のカツ。
酸味が利いてスパイシーなカレーは玄米にもピッタリ。
食後、玄米がお腹にずっしり来るので、満腹感もかなりのもの…。
ボリューム、味ともに満足できる、お気に入りの一品。

その2
コロッケ!
揚げたてホクホク。
ちょいと甘めだが、ソースがピリっとしていて味を引き締める役目を…。
さらに今回、さん太クラブ会員カード提示でのサービスを受ける。
カードを提示したら食後のデザート1品がサービスされる。
っで、カボチャのプリン。
何だかナチュラルな甘さで…癒されるぅ〜って感じ。
っでもって、お得ぅ〜!

2012年10月14日日曜日

バスで広島の旅

林原美術館友の会の旅行に参加。
今回は前館長の熊倉功氏が館長時代に企画したもの…ってことで、熊倉氏も参加。
もちろん、旅行申し込みはあっという間の完売…私は、抽選分で拾われた(笑)
っで、今回の旅行のメーンは上田流和風堂。
言わずと知れた武将茶人・上田宗箇(重安)が興した茶道流派上田流の「総本山(?)」。
今年2月の「上田宗箇武将茶人の世界展」に出ていた鎖の間などの本物を見ることが出来る。
バスが道に迷って1時間近く遅れるというハプニングはあったが、
上田流和風堂で先回りした熊倉前館長と合流。
場所は広島城から西へちょいと行った「西区古江東町」。


まー、今となっては混み合った住宅地だが、そこの広い広い土地に和風堂はある。
和風堂全体図(上田流和風堂オフィシャルサイト内)
元々、広島城内にあった上屋敷に和風堂はあったのだが、第2次大戦で消失。
それ以前に現在の地に古文書等は移されていたのと、東側の山が原爆による被害を抑えたお陰で、古文書に記された上屋敷総図を基に昭和58年に復元したのが現在の和風堂。
っで、我々はまず、冠木門から長屋門を通り錦之間へ。
ここで用を足して、松涛に荷物を置いて、和風堂の方の案内で各所を見て回る。
長屋門から外露地、内露地を経て茶室遠鐘へ。
途中、浅野の殿様だけが使ったとされる砂を敷いた雪隠や浅野家の芸州移封の際、1つだけ紀州から持って来た石「法螺貝之石」、織部灯籠、立蹲などを拝見し、いよいよ遠鍾へ。
っで、この遠鍾、元々は2畳台目だったそうだが、殿様が「狭いの〜」って言ったものだから1畳足して3畳台目となったとか。
足した部分は天井が確かに違う(この辺りも忠実に復元)。
そして我々は水屋を通って鎖の間、次の間、そして敬慎斎でお茶をいただく。
この時、お家元が上田流や現在の和風堂について説明してくださった。
これまで何回か上田流の方のお茶をいただいたが、すべてのお茶に共通して「キレのある渋み」と「ちょっと熱め」というのがあった。
この辺りも武家の好みなのだろうか?
武家と言えば上下関係も…ってことで、浅野の殿様が狭いと言えば遠鍾が1畳広くなったり、待合の殿様の席だけ足許の石が高くなっていたり、鎖の間や一之間には御成のための場所が一段高く設けられていたり…。
この辺りも、武将茶人ならではなのだろうか?
っで、お茶をいただいた後、さらに廊橋を通り三之間、二之間、一之間を拝見。
和風堂のどの部屋も襖だけでなく障子の縁にも塗りが施され、重厚感が漂っている。
また、三〜一之間から見ることが出来る庭には立派な枝垂れ桜が…。
実際に和風堂を見学して初めて上田宗箇武将茶人の世界展で見たものの配置やスケール感などを実感できた。
やはり、実際に行って見て初めて分かることってのは…大きいものだ。
それにしても、熊倉氏がいなくなった林原美術館って…どーなるのかな〜。
少なくともこのようなイベントは難しいだろうな〜。

残念!
※遠鍾と鎖の間の写真はパンフレットから。