2016年9月19日月曜日

夏の食まとめ 和菓子編 その4「錦玉」


困った時に買うのが錦玉。
っていうか、日持ちもそれなりにして、常備しておくとお菓子のない時重宝する。
ってことで、今年の夏は結構購入して会社に置いていた。
っで、錦玉の代表的なのが、みずゑのせせらぎ。
寒天を固めて中に備中大納言小豆が入ったものだが…最近、なんと緑のお豆さんが入ったものが発売され…何とも言えないさわやかな味なのだ。

表面カリっ、シャリっ。
中はプルツルンって感じ。濃厚な味の大納言小豆とさっぱりした味の緑のお豆さんが素晴らしいハーモニーを奏でる(笑)

続いて、同じくみずゑの錦玉と柚子錦玉。
錦玉は色も形もカワイイひと品。


さっぱりとした甘さと食感の良さ、それに瓢箪と花びらの形も可愛らしく、見ても楽しめる。




柚子錦玉は見た目にも涼しげ。





普通の錦玉にほのかな柚子の香が…。
暑い夏にはぴったりの味と香り。

最後は京都の細見美術館最上階にある茶室・古香庵でいただいた錦玉「綵菜」。
若冲展に合わせて作られた限定菓子。寒天の中に様々な意匠が踊る。
涼感と見た目が楽しめる細見美術館らしいお菓子だ。

2016年9月13日火曜日

夏の食まとめ 和菓子編 その3「水羊羹と土用餅」

夏といえば…井村屋の水羊羹(笑)
子どものころから、夏になると冷蔵庫の中の水羊羹が楽しみで楽しみで…。

まずは、叶匠壽庵の水羊羹。


お茶の先生からのいただきもの。
竹の部分はなんちゃってのプラスチック。
それはさておき、程よい口どけ感、すっきりとした甘さは流石って感じ。


続いては、今八ふたわの水羊羹。
季節限定。8月いっぱいまで…ギリギリ最終日に購入(笑)


綿菓子のような口どけ感は異次元の水羊羹って感じ!
口に入れるとすぐに、舌の上で溶けていく。
下に残るあっさりとした甘さ。その後に小豆の味が口中に広がる。
このトロけ感はすごいわ~!

そして、知人からお土産でいただいた、虎屋の水羊羹。


こちらは…流石大手の安定感!
ハズレなし。
ただ、上から見たら大きいのだが、カップ部分はラベルの「水」の字の内側ぐらい(笑)
美味しいものはちょっとだけ!って思想か?


っで、最後は籠もよの土用餅。


厄除け、暑気払いのお菓子とか…厳しい暑さを乗り切るために体にいいものを食べる「食い養生」の習慣の一つ。
おはぎのちっちゃいヤツ…または、赤福餅って感じ。
餡の味がダイレクトに伝わる!
お陰で、暑い夏を乗り切ることができた…はず…。

夏の食まとめ 和菓子編 その2「葛饅頭②」

葛饅頭編②の最初は、最近非常に良く名前を聞くようになった「籠もよ」。
抹茶の味の葛饅頭。
今回は天満屋に出店している店で購入。


ほんのり抹茶味のする葛部分はプルンとした食感。
餡は濃厚な感じ。
一個ずつトレーに入っていて、数に合わせて箱に入れるのだが、発泡スチロールの器ってのが…ちょっと見た目がしょぼい…(笑)
これは残念!


っで、最後が廣榮堂の葛餅。
岡山県民には、吉備団子などでお馴染みの和菓子屋。
院展の協賛茶席のお菓子もこちら。
ちょっと量が必要って時には非常に便利。
これまでの葛饅頭の中では一番低価格。



こちらの葛餅は葛部分が薄く、餡が多め。
低価格とはいえ、餡の味も葛の部分も手抜きなし!
しっかりとした葛部分は…原材料表示によると、タピオカが入っている。
これには笑ったが、価格を抑える工夫なのだろうか?

2016年9月12日月曜日

夏の食まとめ 和菓子編 その2「葛饅頭①」

続いて、この夏一番たくさん食べた「葛饅頭」。
暑い夏にはぴったりな和菓子って感じ。

まずは、最もたくさん食べた葛饅頭の中でも最もたくさん食べた「みづゑ」製葛饅頭。


葛部分の厚さと餡の量が、私にとっては絶妙なバランス。
ぷにゅぷにゅ感のある葛が質感が楽しめる。
餡はあっさり目で小豆の美味さが良く出ている。


続いて、玉島の松濤園の葛桜。


葛饅頭を桜の葉っぽいなんちゃって葉っぱでくるんだもの。
非常に気泡が少なくきめの細かい葛はプルンって感じで口の中で弾ける。
餡はこの夏食べた中で一番小豆の味が際立っているかも…。


次に、表町の榮太楼の葛饅頭。
こちらはパックに入って3個入りから。


説明書きによると、吉野葛使用とか。
ちょっと葛部分は薄めだが、つるりと食べることができる食感は流石吉野葛…って感じか。
葛部分が薄い分、餡はボリュームたっぷり(笑)

夏の食まとめ 和菓子編 その1「わらび餅」

5月以降、更新が止まっていた…ってことで、夏のまとめでも…。
まずは、週2、3回は会社の給湯室で行う茶会のお菓子を中心に。
第1弾は夏の定番のひとつ「わらび餅」。

一般的にわらび餅と言えば、このタイプではないだろうか。
こちらはお茶関係者にはお馴染み「みづゑ」のわらび餅。




てろっとしたわらび餅は、甘さ控えめできなこたっぷり!
一人じゃ食いきれない(笑)


続いて、同じくみづゑのわらび餅だが、こちらは1個完結型。

丸いわらび餅の中に餡が。
どちらかというと、葛饅頭にきなこがまぶれついているって感じ。
わらび餅部分前記はわらび餅に甘さが付いていただ、こちらは餡の甘さで十分。
ただ、餡は甘すぎず、小豆の味が生きている。

そして、岡山の和菓子界のニューウエーブ…今八ふたわのわらび餅。
期間限定で8月末で終了っていうその最後の日に購入(笑)



器も涼しげで、軽くきなこをまぶした状態。
これにきなこと黒蜜が付いてくる。
たっぷりきなこと黒蜜をかけても、まだまだもう1食分ぐらいは残っている(笑)
見た目ではわからない歯ごたえの良さ。
通常のわらび餅からするとかなり固く感じられる。
濃厚な黒蜜とたっぷりのきなこを纏うと…もーこれはご馳走!
恐るべし、今八ふたわ!
残ったきなこと黒蜜を合わせてスプーンで練って食べる。
最後の楽しみって感じだな~。

2016年5月15日日曜日

備前焼MEETSグルメ ビストロコペン

備前焼MEETSグルメ参加のビストロコペンへ。
ここはオムライスとステーキ丼の2種類の備前焼メニュー。
まずは高い方から(笑)ってことでステーキ丼に。

器は森敏彰さんの作品。

ステーキも備前焼っぽい色だからどーなんだろー?って思っていたが、炒めたパプリカなどが添えられることで、とっても色鮮やかに。



 
ちょっと甘めの醤油ベースの和風ダレがサッとかかっていて、サラサラと食べることができる。
紅ショウガが添えてあるのもイイ演出。

欲を言えば、ワサビか西洋ワサビなんぞが添えてあったらもっと良かったのに…って思うのは欲張りすぎか?

備前焼MEETSグルメ 山珍

備前焼MEETSグルメ参加店の山珍へ。
お目当ては五目角煮丼。

ここの店は、豚まんで有名。

っで、今回は原田良二さんの器にスープ、柴岡久さんの皿に角煮丼、小皿に付け合わせの春雨が…。

ドン!と出てきた五目角煮丼は見た目はこってりしているものの、野菜たっぷりであっさり目の味付け。

もちろんメーンとなる豚の角煮は存在感抜群でゴロンゴロン…。
噛めばホロッと崩れる角煮は美味い!
っで、ご飯と五目角煮餡の間に薄焼き卵の層が…。
これで無駄に餡の味がしみ込まないようになっている。
ひと手間かけて、さらに美味しい丼に!

量はたっぷりだったので…豚まんまでは食べることができなかった(笑)

2016年5月13日金曜日

備前焼MEETSグルメ 中華ダイニング餃子屋台

天神山文化プラザへ行ったついでに、備前焼MEETSグルメ参加店を探したら、中華ダイニング餃子屋台があった…ってことで、ランチをすることに。

ここの店は城下ホテルエクセルの地下という好立地ながら比較的リーズナブルに中華を楽しむことができる。
備前焼MEETSグルメのメニューは麻婆丼。
っで、今回の作家は五郎辺衛窯の武用務さん。

パンフレットの写真では丼に入っていたのだが、実際は大きめの鉢というか洗面器というか…のような器にたっぷりのご飯とその上に麻婆豆腐が…。
これは食べ甲斐があるぞって感じで…どーんとテーブルに置かれた様は迫力満点(笑)


 お味はというと、子供から大人までが楽しめる中華レストランらしく、辛さ控えめで…永谷園の麻婆豆腐のもと的な味。
言い換えると、一般的日本人が麻婆豆腐だと思える味。
辛いのとか山椒のしびれるような辛さを求める向きには合わないかもしれないが…これはこれで美味しい。
これだけの量で卵スープと搾菜付きで750円はお得かも…。






2016年5月12日木曜日

備前焼MEETSグルメ Grill&Bar Hi-Five

備前焼MEETSグルメの企画に参加していてランチをやっている店を探していたら、田町1丁目のGrill&Bar Hi-Fiveって店を見つけた。

知人の関連の店で、一度立ち寄ってみたいと思っていたので、迷わず入店。

がっ、ランチと同じメニューなのだが、備前焼の器では出さないとのこと…。
落胆した私を気遣ってか、若い店員さんが「じゃ!」ってことで、特別にローストビーフ丼を備前焼の皿に盛って出してくれた。
ここでは、備前焼は、竹﨑典泰、竹﨑洋子夫妻の作品を使用。
まずは取っ手付きの蓋付きボトルに入ったサラダが登場。

中にサラダとドレッシングが入っていて、自分でシェイクしてから皿の上に取り出す趣向。
なんとなく、お客さん参加型って感じで楽しい!

っで、ローストビーフ丼はというと…すごい盛り盛り!


ご飯の上にベロンとローストビーフが6、7枚。
周囲を菜っ葉と煮卵が彩り、ローストビーフの上にはフライにした千切りジャガイモがうず高く積まれている。

っで、ローストビーフのソースは、マヨネーズ系。
こいつがご飯に合う合う!

盛り盛りの丼の下を支えるちょっと大きめの皿も存在感があってイイ。
裏を見れば「よ」の字の陶印があったので、奥様作と判明。

作家ものの作品はこういう楽しみもある~って感じ。

大満足、大満腹のGrill&Bar Hi-Fiveローストビーフ丼!

備前焼MEETSグルメ 活貝・四季料理 和金

昨年から始まった備前焼MEETSグルメという企画。
岡山市内の飲食店と備前焼作家がこらぼ。
作家の作った器に合う料理を提案して提供するというもの。
昨年はテーマを決めずに各料理店に任せていたが、今年の料理のテーマ「丼」。
丼ものを各店が知恵を絞る。

っで、今回まず初めに、お茶の兄弟子・木村英昭さんの作品がある店「活貝・四季料理 和金」に行くことに。
場所は岡山市北区田町2丁目。

ちょっと高級そうな割烹だが、果たして丼目当ての客も迎え入れてもらえるものなのか…ドキドキしながら入店。
っで、和金に2種類ある丼の中から「謹製 ほろりとろける豚角煮丼」を頼む。

丸い平皿の上に角煮の乗った碗とサラダ皿、小皿、香のもの(以上備前焼)が出て来る。
さらに香り高い黄ニラの味噌汁が…。

っで、メーンの角煮はほんとにいい具合に煮込まれてメニュー名の通りホロっと口の中でとろける。
味はあくまでもあっさりと。
さらに角煮に添えられたワサビが爽やかさを演出。
これは、ご飯がススム!

「たぶん、うちが一番たくさん備前焼を使っていますよ」っていう店主。
確かに平皿、碗、小皿3…さらに別の丼メニューのハヤシライスまで入れると…こりゃ備前焼尽くしだわ…。

和食店と備前焼の本当にオーソドックスなコラボながら、出来るだけたくさんの備前焼を使ってみたいという店主の心意気が合わさった素敵な丼メニューだ。

2016年4月27日水曜日

ポークという店

岡山市北区駅前町にあるラーメン店・ポーク。
駅前町と聞けば繁華街のような気がするが…比較的古い町で、なぜかほぼデリ専用のラブホなんぞが点在する。
その、ラブホの一つタウンホテルのすぐ横にあるのだが、デリの送迎の車がずらり並んでいるので…時間帯によっては店の周辺はにぎわっている(笑)

っで、ふつーなら夜、あまり寄りつかないであろう所にありながら、結構長い間店をやっている。
なぜなら、ふつーに美味しいから。

いわゆる醤油豚骨(そのほか、塩、味噌もある)のラーメンだが、意外とあっさりしていて当たり前に美味しい。


さらに、叉焼がイケる!
しかも450円!

それでいて、店には「○○にこだわった」だの「厳選素材」だのという文字は見当たらない。
近所の人が普段着でやってきて、食べて帰るって感じ。
何とも言えないゆるーい空気感がさらにラーメンの味を高める(笑)

かやくご飯の店 弁慶

松茸ご飯のシーズンの話は過去にアップしていたが、常の日のかやくご飯は未掲載だったので…。
っで、春になってアサリが美味しくなってきたので、いつもはアサリと豚汁のハーフハーフなのだが、アサリオンリーで(笑)
オーダーが入るたびにアサリを洗って、出汁と合せて熱を加える。
だから、新鮮!


貝柱が身と一緒に取れる!
いったい、何個食べたのか分からないほどアサリをつつき、さらにあっさり味のかやくご飯を5回お代わり(計6膳)。


ついつい食ってしまうな~(笑)

2016年3月30日水曜日

奉還町の旭軒

いつ振りかわからないほど行っていなかった奉還町の旭軒へ。


お目当ては、「支那そば」!
ラーメンでも中華そばでもない「支那そば」。


いわゆる岡山の正統派醤油とんこつスープの代表の一つと思うのだが…。
どちらかと言えば、今は無き丸天の味に近い、コクのあるスープ。
麺は若干硬めで私の好み。
っで、叉焼がフライパンで軽く炙ってあるのが特徴か。

もう一つのお目当てのカレーピラフは…この齢となっては一緒に食べられない(泣)

旭軒弁当 / 岡山駅岡山駅前駅西川緑道公園駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.6

 

2016年3月27日日曜日

タイフード マンゴーキッチン(THAI FOOd MaNGO KITCHEN)

岡山髙島屋裏をブラブラしていたらタイ料理の看板が。
っで、勇気を持って入店(笑)

夜はタイ料理居酒屋って感じの店がランチもやっているって感じ。

っで、ランチは、カオ マンガイ(海南風チキンライス)やバミー トムヤム(トムヤムスープのエビ練り込み麺)など5種類の中から選ぶってやつ。

この日は、麺を食べたい気分だったのでセンレック・ナーム(豚のひき肉入り麺)に決定。

まずは、生春巻きが出てくる。
 ちょっと皮硬めだが、あっさりと癖のない味。
多少、パクチーの味はするが、この程度なら苦手な人でも大丈夫そう。

そして、続いてセンレック・ナームが登場。
米粉の平打ち麺に鶏ガラスープってのはフォーそのもの。
ベトナムもタイもその辺りは変わらないのかな〜?
でもって、この麺に青唐辛子をナンプラーに漬けた調味料をたっぷりと投入すると、超ホットな感じに。
毛穴から汗が噴き出る感じ。
全体的に日本人向けに味付けした無難なタイ料理。
本格的なのがお好みの方はルアンタイへどうぞ(って、知人のタイ人が言っていた)。

やっぱ美味い華光軒の中華そば

からこれ30年近く通っている街の中華料理店。
以前はよく台湾に里帰り…なんてことで長期に店を休んだりしていたが、最近はご夫婦ともに年を取って、不定休で蜃気楼のような店…なんて言われている。

先日、出張帰りにぶらっとのぞいたら7時頃にもかかわらずまだやっていたので思わず飛び込む。
テレビなどではここの店のジャジャ麺がもてはやされているが、やはり美味いのは中華そばってことで、この日も中華そばを頼む。

薄味ながら、麺に若干塩気があり、このコンビネーションがたまらない。
さらに、サッと湯がいたモヤシのシャキシャキ感とちょっと残る苦みがたまらない。
これで550円。
たまらんな〜!
そして、この中華そばの上に卵焼きを乗せた天津麺ってのがある事に気づいた!
次回はこれを試したい(笑)

2016年3月24日木曜日

ENAGICA(エナジカ)

最近、お昼になると表町入口あたりでカレーのにおいが漂っているので、どこだろーな~って探していたら、甚九郎稲荷のところにある上之町会館だっけの2階にENAGICA(エナジカ)ってカフェを発見。

看板にも特製ビーフカレーとあり、ついに見つけた~!と喜び勇んで入店。

ビル自体はお化けビルの様相を呈しているものの店内は非常に清潔感漂う感じ。
っで迷わず特製ビーフカレーを注文。

すると、タッパーの中からルーを鍋に移し、丁寧にかき混ぜながら温めていく。
その間、数種類の野菜を油通ししてご飯の上に。
っで、肉は別鍋で温め、最後にルーの中に。
さらに、味見をしながらスパイスが足りないと見るや、フライパンの上に数種類のスパイスを投入して軽く火を通してからカレーに入れるという、超丁寧な調理。
最後に自家製のピクルスを乗せて、テーブル上に。

これだけ愛情たっぷりに作ったカレーが美味くないわけがない!
全体的にスパーシ―だが、辛さは控えめな感じ。

最後にタイのチェンライ産コーヒーをいただいて1000円ちょうど。

エナジカインドカレー / 城下駅柳川駅県庁通り駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.7

 

夜のひらき亭

ランチで登場した中央町の「ひらき亭」。
これまで夜の営業時間が10時半ぐらいだったのだが、週末だけ2時までとなった。
ってことで、お茶のお稽古の後に食べに行けるように。

っで、ずっと食べたかったビーフカツを2週続けて食べた。
最初は何も注文付けずにオーダー(笑)

ビーフカツは鉄板上で軽く両面に焼き目を入れて、オーブンへ。
ソースは若干トマトの酸味が強めのソース。
衣近くに軽く火が通って、中はレアな感じ。ソースの味が爽やか!

次の週はどーしても塩でも試してみたかったので、ソースとカツは別皿に。


今度のソースはデミグラスソース。
塩はいろいろ試しながら、抹茶塩に。
油で揚げていない分、ずいぶんカラッとした感じで、思った通り、塩が合う。
ちょっと火が通った衣近くの肉の味を引き立たせる。
さらに赤い部分の肉の味を生かすのがデミグラスソース。
肉のうま味がギュッと出て来る。

ついでに、気になっていた、ゴルゴンゾーラのポテトコロッケも。
噛むと中からアツアツのゴルゴンゾーラがあふれだし…口の中がアッチッチ!
でも、風味も最高で、こりゃ美味い!

深夜でも、リーズナブル。
その上、手抜きなしの美味い洋食が食べられる。
たまらんですわ~!

ひらき亭西洋各国料理(その他) / 新西大寺町筋駅大雲寺前駅田町駅
 
夜総合点★★★☆☆ 3.8

 

2016年2月12日金曜日

ファニエンテ(fa niente)

田町にあるイタリアン・ファニエンテ。
以前、私の家の近くにあったブルッティ・マ・ブオーニのオーナーの方が開いた店。
中々予約が取りにくいとも言われている店。
ブルッティ・マ・ブオーニの頃から、牛のローストが非常に美味しくて、よく通っていたが、今の店になってちょっと小腹が空いたからって感じでは入れなくなってしまった(完全予約制のため)。
まぁ、それでも牛のローストの美味さは健在で…大切な人との食事には何はともあれ予約を入れてみるって感じ。
今回は達磨亭にもご一緒して下さったお茶の(年下の)姉弟子と。
昨年末から一度行こうって言っていながら、中々時間が合わず…やっと、約束を果たせた形。
っで、まずはスープ。
蒜山産の丸大根のスープ。
少し大根の繊維の残る舌触りだが、非常にあっさりとして口溶けが良い。
見た目も非常に綺麗。
これからのコースを予感させる素敵な一品。
続いて前菜。
まずは、イタリア産モッツァレラと野菜、オリーブ、サラミの一皿。
軽く塩がしてあるが、ほぼそのまま食べるって感じ。
モッツァレラのさわやかで濃厚な風味が口の中に広がる。
さらに、サーモンを軽く炙った一皿登場。
バジルソースに付け合わせとしてマッシュしたブロッコリーが添えられる。
トロッとしたサーモンピンクを濃いグリーンが挟み込む…色鮮やかな料理。
焼き目がパリっとしてレアの部分がトロっと…。
バジルソースがサーモンの味をうまく引き出している。
続いてパスタ2種。
まずはニョッキ。
スープのようなクリームソースには細かく刻んだ牛窓産マッシュルームとゴルゴンゾーラチーズ。
クリームの濃厚さとチーズの癖とマッシュルームのまろやかな香り…それぞれの特徴がうまく組み合わさっている。
もう1種は牛スジと牛スネ肉のトマトソースのリングイネ。
スジ肉はグニグニとした歯応え。
ミンチ状になったスネ肉からは濃厚な肉の味が…。
楕円のリングイネに絡めて食べると…肉肉しい味を存分に堪能できる。
多めに降られた黒胡椒がイイアクセントに。
そして、お待たせメーン登場。
この日は黒毛和牛のヒウチのロースト。
ソースはタスマニア産粒マスタード。
付け合わせは黄色いニンジン。
表面に軽く焼き目が付く程度の絶妙の焼き具合。
ソースは出しゃばらず、肉の持つ旨味を思う存分引き出している。
旨味の強いヒウチの赤身と脂身を堪能できる一品。
〆のデザートは3種からチョイスでき、私はプリンを選ぶ。
このプリン大当たり!
卵の割合が高く固いプリン。
超ビターなカラメルが硬派!
添えられたジェラートは洋なし(女子には違うジェラートが…)。