2010年5月4日火曜日

大阪小旅行(2)逸翁美術館

今回の大阪小旅行の最大の目的がこちら!
大阪・池田市にある逸翁美術館。
実は15年前、大阪支社勤務だったころ、社宅が池田にあって、よく池田文庫と逸翁美術館の前を通勤のバスに乗り通っていた。
去年4月に新しい美術館が誕生ってことで、一度行ってみたいな〜なんて。
逸翁美術館は阪急・東宝グループ創設者の故小林一三氏の収集したコレクションを展示している。
小林一三氏は茶道における大乗茶道の提唱と実践…なんていう私には訳分からないようなことをされていて…まーコレクションの中に小林氏の審美眼にかなったお茶道具等がわんさか…ってことかな?
ってことで、一度は拝見しておかないと…と今回の小旅行のメーンに。
今回は2010春季展「芭蕉・蕪村 -人と書と絵-」を見た。
逸翁美術館と伊丹の柿衞文庫という個人コレクションを集めて2つの有名美術館収蔵品を中心に俳人芭蕉と芭蕉を師と仰いだ画家蕪村を対比させながら表現の違いやそれぞれの魅力に迫っている。
びっくりしたのが芭蕉のかいた文字の繊細だった事。
細くしなやかな文字は見ていてうっとりですわ。
また、蕪村の俳画の洒脱さ、力の入ってなさは好き。

さらに、特別展時として逸翁茶会記(昭和30年6月7日)による茶室の室礼が。
床の蕪村の竹林図が素敵。
さらに茶道具の数々…どのようにしてこの組み合わせを…って思えば思うほど頭がくらくら。(笑)
感じれば感じるほどに奥深い茶の道…。

展示室を出る際、学芸員の方がアンケート。「芭蕉、蕪村どちらに興味を持ちました?」
そりゃ難しい質問やな〜。「書は芭蕉、俳画は蕪村…答えになっていないが、これで許してぇ〜」って逃げた。

狭いながらもくつろぎの空間。
また、訪れたいな〜。

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