2011年7月7日木曜日

たまには書道 「道文展」

岡山県天神山文化プラザで開かれていた「道文展」に行ってきた。
たまたま読んだ山陽新聞の記事を見て…。
今回の展覧会、昨年12月に亡くなった道文会の生みの親・小野桂華先生をしのび、小野先生自詠の歌を自らが書にした作品(遺作)が展示されていた。
実は私…小学生のような字を書くのだが…小学校、中学校と小野先生にお世話になっていた(笑)
いつも、「あなたはちっとも稽古をしない」と怒られていた事だけが記憶にある。
中学になってからは、仮名を教えていただいたのだが…これが、中学生の私には難物で。
まず、読めない。
特に変体仮名が全く分からない。
このハードルを超えることが出来ず、高校受験を前に書道をやめてしまった。
それから31年、私の勤める会社の新社屋竣工披露の時、ゲストとしてみえられた先生にばったり。
案内係として、先生とお話しする機会を得た。
「実は、30年以上前、日銀の前の教室で先生に教えていただいていました」って話をすると懐かしそうに微笑んで「社会人に役立つ書道も教えています。ぜひ、もう一度習ってくださいね」と声を掛けてくださった。
これが、直接お話をする最後となった。
後悔しても仕方がないのだが…あの後すぐに習いに行っていれば…ってのもあり、先生の書に会いに天神山文化プラザへ。
会場に入ってすぐのところに小野先生の書が。
その横には優しく微笑む先生の写真が。
「山幾重彼方の空をさびしめりいづこより来る松風ならむ」(だったかな〜)先生の歌を見ながら、今一度先生をしのぶ。
書道の展示といえば、辛気くさいな〜と思っていたこともあったが、今回の展示、いろいろな意味で楽しめた。
私のような素人にも楽しさを伝えてくれる同会の書。
今更ながら筆を持ってみたい…と思う今日この頃だ。
そういえば、林原美術館で見た池田継政の書は綺麗だったな〜。
あんなのを臨書してみたいな〜。

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