2011年5月2日月曜日

陶の詩人 鈴木治逝きて十年展

神道山のまることセンターで開催中の「陶の詩人 鈴木治逝きて十年展」に行く。
これまで、私の中ではあまり顧みることの無かった作家・鈴木治。
知人が大ファンで…その熱にほだされるように…神道山へ。
神道山といえば黒住教の本部があるところ。
まずは、大教殿まで石段を上がり、二礼二柏手一礼して願い事を…。
その後、まることセンターへ。
さすが、無料ってのがありがたい。
展示室には鈴木治の大作から水指しや香合のような小品までの作品がずらり。
さらに、作家の活動の幅広さを感じさせるエッチングも何点か展示されている。
前衛陶芸というジャンルを切り拓いてきた鈴木の研ぎ澄まされた感性と「陶」を器としてではなく、「芸術」のみに限定して見る人の感性に語りかけてくる…。
とにかく、陶器からフォルム以外の無駄をすべて切り捨て、使う「陶」から感じる「陶」に昇華させたその美しさ…。
ある意味潔いとも言えるその作品からは、さわやかな風が吹いているようにも感じられ、心が洗われる気持ちがした。

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