2010年4月25日日曜日

栄西茶会

正式には「第65回茶祖栄西禅師賛仰献茶式・大茶会」。
まー、お茶を習っていなかったら一生見に行く事も無かっただろうと思われる行事。

65年も続いてきたというのがビックリだが…後楽園まで歩いて5分とかからない所に住んでいながら、これまで1度も行っていなかったというのも何なんだが…(苦笑)

とにかく、表、裏、武者小路の三千家と藪内流、それに速水流、煎茶の源氏流…と、主だった流派が協賛茶席を設ける、岡山というよりは日本を代表する茶会だ。

不順な天候の今年の春だが、今日は抜けるような青空。さらに新緑に包まれた後楽園…と最高の場で、献茶奉仕を行うのが裏千家の鵬雲斎千玄室大宗匠ってことで、会場となる能舞台は開始30分前には超満員。私は最も後ろで背伸びをしながらわずかに見える大宗匠の姿を拝見した。

初めて生で見る大宗匠の献茶奉仕される姿に素人なりに感動。
スケールが大きく、さらに華がある…ある意味、私が一生かけても到達し得ない突き抜けた世界というものを見せていただいた気が。

さらに、大宗匠、献茶式終了後、能舞台に残っていた子どもを見るや駆け寄り「ありがとうね〜」って。
次の世代、いや、次の次の世代を担う子どもたちへの気の使いようは、茶道への愛の現れか…。
献茶式の前に野点の会場でも幼稚園児や小学生の席に駆け寄り、声を掛ける。
88歳でこの腰の軽さはすごい。

初めての栄西茶会でこんなにも感動する事ができ、大いなる幸せを感じながら、茶祖・栄西禅師に感謝。

5 件のコメント:

  1. はじめまして。

    献茶式、いいですね。
    私はお席のお手伝いをしているので、栄西茶会ではまだ一度も見たことがありません。
    水屋の写真にうちの先生が載っていたので、先生にお見せしようと思います(笑

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  2. おたまさん
    縁は異なもの味なもの…と申しますが、いやはやビックリでございます。
    なんでしたら、データを差し上げますが…。

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  3. おたまさん
    お席のお手伝いをしていると献茶式を見ることできませんよね。初心者の気楽な立場を実感します。
    今回初めて栄西茶会を体験しましたが、本当にたくさんの方に支えられてきたからこそ、65回という歴史を重ねてこれたことがよーく分かりました。
    大事したい岡山の誇りだなって。

    それにしても、水屋の様子などまさに戦場の状態で…。お席の静寂な感じがうそのようでした。
    汗をかいて下さる方がいればこその、お席だと…。いろんな意味でイイ経験ができたと思っています。
    すべては、お茶に感謝。私の引きずり込んでくれた方に感謝デス。

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  4. 最近お茶を始められたのですね。
    しかもどうやら同じ流派。49才ならまだ青年部に入れますよ(笑

    同じ流派なら必ずお会いすることがあるでしょう。青年部の席には必ずおりますので。

    もう10年ほど栄西のお手伝いをしています。お客さんで行けるのはまだまだ先のようです。

    男性は特にはまるようですよ、茶道。

    頑張ってくださいね。
    お会いできるのを楽しみにしています!

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  5. おたまさん

    しっかり、はまっています。
    お茶に憧れるきっかけは、大学時代。博物館実習で、道具の扱い方を習って来いといわれて、1日体験をした事でした。
    その後、大宗匠の隣でかしこまって座っている方から長い間「お茶はいいよ〜。あまからちゃん(私の事をちゃん付けで呼びます)なら絶対はまる」と言われ続けていまして…。
    最近、いろいろとあって、脳内のリセットをしたいな〜と思っていたところへご縁が。
    ほんと、偶然が偶然を呼んで今の先生のお世話になることに…。
    でも、一つの出会いがこんなに広がりを持ち、奥深い世界へと私を導いてくれるとは…。
    49歳で青年部と言うのは…あちこちが痒くなりそうで…(笑)
    お会いした際には、優しく、ご指導いただけますよう、よろしくお願いいたします。

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