2011年11月14日月曜日

後楽園で和を愛でる

先日、お茶のお稽古の時、先生から後楽園で開催される「岡山きのも園遊会」とやらのチケットをいただいた。
丁度、12、13の両日高梁で地域交流会があるとか。
裏の方はほとんどがそちらへ。
ってことで、「あまからさん、表さんのお茶会だけど、行ってらっしゃい。お茶を知らない方もいっぱい来るからちょうどいいわ。お正客にさせられそうになったら『勝手が違いますもので…』って言えばいいし、万が一お正客になっても『どうぞ、ご説明を』って言ってしまえば大丈夫よ」な〜んてことで、朝から後楽園へ。
実はお茶よりも何よりも点心が付いているというのが「食いしん坊」の私にはうれしい。
朝の日差しがまぶしい後楽園をまずは散策…ってしてたらT澤夫妻が…こりゃまた、仲の良いことで…。
あんまりうろついていて、いろんな人に会っても…と思い、待合へ。
待合は裏の大寄せほどではないが、着物美人や“元”着物美人たちで結構ごった返していて、会記も拝見できないまま席入り。
どこかの和服のお父さん(このお父さんと私以外は全員女性)が正客の席に着いてくださってホッと一息。
あとは、ビジターの気楽さ…ってことで(笑)
お菓子(みづえ製・誰ヶ袖)をいただき、お茶(辻利園詰・後楽ノ白)を…。
おっ、結構濃いぞ…その上、熱い!
まー、それはさて置き、「仙雲擁寿山」(蘇東坡の詩とか。これは私でも読めた)と書かれた即中斎のお軸を正面に見ながら、ゆるーい時間を過ごす。
その後、お道具を拝見。
今まで経験した大寄せに比べ人数が半分程度。
だから、お道具に殺到する人も少なく、一安心。
主茶碗の樂惺入の黒茶碗銘「紅葉ノ賀」をじっくり鑑賞。
光沢のある黒釉の下に華やかな赤い色が見え…なるほど紅葉か…と思わせる非常に色気のある茶碗。
さらに、替茶碗の永楽即全造乾山写「花籠」も間近で拝見。
こちらは絵付けの華やかさ…。
いずれも甲乙付けがたし…ってところでしょうか(笑)
そして、不昧公好菊蒔絵大棗、永楽妙全造の香合・交趾写柘榴もじっくり…。
ここ数年、後楽園に足を運ぶことが多くなったが、この景色がとってもしっくり来るように感じられる。
そんな、年齢になったのか…それとも日本人のDNAが囁くのか…。。。
次は着物で…って気分かな………(着物業界にのせられた?)。

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