2012年2月19日日曜日

またまた、広島へ(1)

ひろしま美術館で開催中の「上田宗箇武将茶人の世界展」を見に広島へ。
とにかく楽しみにしていた特別展…ってことで、気分は高揚。
今回は交通費をケチって(笑)高速バスで広島往復することに。
7時40分発のバスだったが、高揚した気分のお陰で、バチッと目が覚め、いざ、広島へ。
途中、雪景色を眺めながら(っていっても大半寝ていたが)、広島へ。

広島バスステーションってどこだっけ…と、ちょっぴり戸惑いながらも…無事、ひろしま美術館に到着。
とにかく、見たいものだけサクっと見ちゃいましょう!ってことで、お目当ての茶道具を見て回る。
薩摩、上野、高取焼では特に高取焼の釉の具合が…すばらしいって感じで…改めて高取焼ってものに興味をもった。

っで、美濃のコーナーでは、古田織部の花押が入った黒織部茶碗や志野橋文茶碗に、もー涙涙。
また、備前の三角花生や耳付水指にほほ〜って見入ってしまう。
っで、また、釜がまたすんばらしい!
姥口雹釜なんて震えが止まらなくなるほど(笑)
っで、やっとたどり着いたのが、ゆかりの茶道具コーナー。
大海茶入 銘「上田大海」や萩焼の茶碗 銘「ひろしま」、そしてほんま、最後の最後に、宗箇手作りの御庭焼茶碗 銘「さても」が登場。
えらい待たされました。
でも、イイ茶碗だ〜。
すでにこの時代にあって、造形作品を作っている…現代の作家、もっとしっかりしなさいよ〜って言いたくなるほど、今にあっても斬新で見応えのある作品。
ほんま、来て良かった〜と思わせる一品だ。
っで、欲張ってもう一周。
今度は資料もじっくりと。
流石に武将として地位を築いた人らしく、書状関係も秀吉、利休、家康、織部…といっぱいあり、さらに、宗箇所用の槍ってのは、武でも超一流だった宗箇らしい輝きが…。
また、大坂夏の陣の際に作ったとされる茶杓 銘「敵がくれ」も迫力満点。

っで、大満足…といきたいところだが…何か物足りない。
っていうか、展示を企画した側の気合が空回りしている…っていうか…。
あるもの、全部並べてみました的な展示はメリハリ無し。
良い物をいっぱい展示しているのだが、本筋以外の良い物があまりにも良すぎて(笑)肝心の宗箇の部分が霞んでしまっている。
もっと、宗箇を主人公にした展示にして欲しかった。
その上、人出が見込まれる土曜日ってことで張り切ったのか…復元した鎖の間で点前があったりして…人が身動き取れないし、点前も見えないし…(笑)
約2時間半、見終わってしまえば、不満たらたら…何のこっちゃ!   

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