2010年6月22日火曜日

北村美術館 茶の湯の名品と館蔵茶具

林原美術館で開催中の「特別展 北村美術館 茶の湯の名品と館蔵茶具」に行って来た。
北村美術館といえば、京都の茶道美術館の先駆的存在。奈良の林業家で数寄者として知られた北村謹次郎氏のコレクション。
今回はチラシにもあるように重文の仁清色絵波文茶碗や織部松皮菱手鉢が出品されている。私も最初この重文2点につられて…。
この2点ももちろんすばらしいものだったが…それにも増してすばらしかったのが、同美術館が夏の取り合わせとして展示した茶道具の数々。
希少性や美術品として重文はすばらしいが、茶の宇宙というものを総合的に描き出した夏の取り合わせはすごいの一言。
しかも、それぞれに小ネタ満載なのだ…。
1回の入館で会場を3回も回ってしまった(笑)
小ネタに関しては、毎週土曜日のギャラリートークがおすすめ。
お茶をやっていない人も、学芸員の方から小ネタを聞く事で、茶の湯を見る目が変わってくる事請け合い。
ぜひ、見ていただきたい展示だ。

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