2012年4月9日月曜日

林原美術館桜見の会

ちょっと寒く、桜の花がポツリポツリとしか咲いていない中、林原美術館の桜見の会が開かれた。
いつもは陸協の総会とかち合って出られないのだが、今年は月曜日開催ってことで、参加できることに。
花も無く、さらに、熊倉功館長が3月末付で退任ってこともあり、超寂しい気分の中での桜見の会…それでも床に同美術館蔵の西山芳園の筆による花鳥図が掛けられ、ちょっとだけ花を添える。
っで、野点お茶席は主茶碗に「御本三島銘祥雲」、替茶碗に「唐子遊絵」と趣向を凝らした内容。
特に花びらが散る中、遊ぶ唐子の姿の愛らしいこと…。
暖かい春の日差しの中の野点にピッタリって感じ。
お茶の後は学芸員の方のトークを聞きながら国宝上杉本などの日本を代表する洛中洛外図屏風を見学。
そして、食事ははむらのお弁当。
今回はこれが一番楽しみで…(笑)
二段になったお弁当には乾燥を防ぐために薄い透明なシートが掛けてあるのだが…そこに桜のプリントが…なかなか粋だね〜。
っで、まず箸を付けたのが…なぜか炊いた人参(笑)
ところがこれが大当たり!
フワッと柚の香りがしてほんのりと出汁で煮炊きしたのか…さわやかな味の人参。
やるな!はむら(笑)
っで、他のおかずも上品な味付けで…ほんと、素材を生かした薄い味付けが…。
やっぱ、はむらだわ!
って、おかずまでは思ったのだが…ご飯物を食べてビックリ仰天!
ご飯は小豆ご飯(赤飯じゃないと思うけど…)とタケノコご飯。
どちらのご飯もぽそぽそで食べられたもんじゃない。
ご飯自体、量が少ないので、乾燥しやすいのだろうが…そこは、はむらだから何とか考えるだろうって…。
それが、もーポソポソで…ご飯に粘りもないし…宝来軒の焼き飯じゃないんだから…。
この、ご飯でがっかり!
すべてが台無しに。
まー、それはさて置き、最後に3月いっぱいで退任された熊倉館長が退任にあたって講話をされた。
8年間を振り返るってものなのだが、今更ながら、林原の悪夢のような破綻が悔やまれてならない。
そして、熊倉館長だからこそできた数々のイベント。
今後、新しい方がどのように引き継いでいくのか…集まった友の会の方々も心配そうだった。

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