2011年12月10日土曜日

久々に京都の旅5

叔母に見送られながらバスで2停留所北の茶道資料館へ。
現在、肥後松井家の名品「武家と茶」を開催中。
肥後松井家っちゅうもんが何なのか全く知らずに…特に興味も無いわい…な〜んて行ったはイイが、これが凄いの何のって…。。。
松井家は戦国時代、初代康之が細川幽斎に仕え武勲をたて、細川家の筆頭家老になり、その後、細川忠利が肥後熊本藩主に封ぜられた後、八代の地に三万石を与えられて城主となった…とか。
っでもって、将軍家からも采地の安堵を受け、将軍への御目見も許された…ってことは大名並みの扱い…。
お茶道具が凄いのなんの…。
一番目に付いたのが茶壺。
家臣に取り立てようとした豊臣秀吉に、康之が細川家への忠義を理由にそれを固持、このことを潔しとした秀吉が褒美として贈った茶壺とか…。
しかも、この茶壺、戦時に持ち運ぶため、槍の柄で突いて割り、その後漆で継いだというから、いかに松井家がこの壷を大事にしていたかがわかる。


っで、お茶道具だけでなく、残っている文書の数々が凄い! 
千利休や細川幽斎、豊臣秀吉、古田織部………。
茶会記も残っていて、それを見るだけでも楽しめる。


最後に呈茶。
今回はリチャード・ミルグリムさんのお茶碗。
とって飲みやすい。
ちょいと、彼の作品に興味を持つ…(いかんいかん…)。


本当は相国寺承天閣美術館で同時開催の「武家と能」も見に行きたかったのだが…こちらは諦め、一路北村美術館へ。 

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