2012年11月30日金曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その5)

関西ツアー第2日(11月23日)は朝から雨模様。
ってことで、駅から近い美術館を選んでGO!
まずは、阪急芦屋川駅から歩いて15分の滴翠美術館へ。
滴翠美術館は旧三和銀行の前身・山口銀行の頭取だった故山口吉郎兵衛氏の蒐集した約1500点にのぼる古美術類(陶磁器・人形・かるた等)を展示している。
っで、25日まで秋季展「瀬戸と美濃の茶陶」を開催しているってことで、芦屋川駅からダラダラと坂を上りながら美術館へ到着(大汗かいた)。
まー、見事にお一人さま美術館状態(笑)
1階部分は山口氏の部屋やチカ夫人の部屋が再現されていて、2階部分が展示室。
古めかしい階段をぎしぎし言わせながら上がっていくと、展示室へ。
第1展示室がメーンで、ここにズラリと茶陶が展示されていた。
まず、赤織部、黒織部、瀬戸、志野の茶碗が。
歪んだり、三角形のまるで台所の流しのコーナーのゴミ入れのような形をした織部(確か湯木美術館にも同じようなのがあったよな〜)。
並んでいるとミョーに落ち着きがあり、しっくり来るから不思議なものだ。
つづいて並ぶのが瀬戸の茶入。
伊勢手、大覚寺手、雪柳手…なんのこっちゃ分からんし…と思いながらも、へーへーホーホーと感じ入る。
茶入とともに仕覆も見応えあり。
裂、緞子、金襴、モール様々な裂の仕覆…ちょうどこの間、某和服店で裂の講釈を聞いたばかりだったので…結構楽しめた。
さらに、織部の手付茶入や志野の広口茶器…志野や瀬戸の水指、花生…と見所満載。
さらに、地下へ茶室があるというので…こちらも見に行くと…。
あらま〜、通路を挟んで待合と茶室・水屋があるじゃあーりませんか。
茶室「梅松庵」は十一畳下座床の席でその横に六畳の水屋が…。
建物自体は古い洋館(ちょっと東洋チックな)。
その中に茶の空間を作ってみせるなんて…すごいわ〜。
(つづく)

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