2010年1月21日木曜日

京の旅 駅伝Vに想う

いよいよ大会当日、運命の日、1月17日。
前日、法然院までは予定通りだったのだが、開会式会場の京都会館に着くと、理事長が…。
どうやら会長が開会式から応援のため入洛したとか。岡山初Vへ向けた並々ならぬ力の入れようが伺える。
っで、理事長ら一行に発見された私は、京都会館から団体行動のお仲間に。。。
2日間自由行動で京都を満喫しようとのもくろみは早くも崩れた。

去年、開会式の時、京都新聞や神戸新聞の関係者には「私は優勝を見届けにやって来た」と豪語し、結局京都に逆転を食らった苦い経験があるので、今年は彼らの「優勝大本命やねぇ」の声にも笑ってごまかすだけ。
理事長から「優勝したら、午前中に県に報告に行って…祝勝会はどうするかな〜」と言われても「(優勝)してから考えましょう」と「優勝」には全く触れない用心ぶり(笑)

それが良かったのか、会長の引きが強いのか…無事、全国都道府県対抗女子駅伝初優勝と今回から下賜された皇后盃を獲得できた。

私の中では、涙を流して大喜びする自分の姿を想像していたのだが、意外や意外、全く涙もなく冷静に、淡々と優勝を受け止めていた。

取材陣から国体(2005年岡山国体)前からの合宿での強化を問われたが、それは強化委員長にまわしておいたが、私としてはそれよりもさらに前の17、8年前からの強化に触れてもらいたかった。
もちろん直接的には岡山国体前の強化が実を結んだというのがわかりやすいだろうが、それ以前に、天満屋陸上部の前の監督・佐々木精一郎氏が中学・高校にレベルアップと経験を積むことを目的に合宿を呼びかけ来たことが今日の女子長距離の強化につながったのだと私は思う。
16年前の6位という結果がそれを表していると。
佐々木精一郎氏が就任の時、企業チームの強化ではなく、県全体のレベルアップをと呼びかけていたのを今でも思い出す。
佐々木氏の志を受け継いだ現在の天満屋監督の武冨豊氏、そして岡山チーム監督の山口衛里氏も同じ考えを持ちながら、それに協会が呼応して現在行われている合宿になったわけで、ルーツとなる佐々木氏の名がどこにも出てこないのは残念だ。

先日、あるライターにその思いを伝えた。
彼の記事のどこかに佐々木氏の名前が載ることを願って。

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