2010年1月21日木曜日

冬の京都の旅4

おなかも一杯、気分も爽快になって、いざ、開会式の開かれる京都会館へ…行こうと思ったのだが…。もう少し時間があるので、欲張って哲学の道へ脚を伸ばすことに。


大学時分、よくデートに使っていたな〜と、こっ恥ずかしい思い出に浸りながら…バスで一路銀閣寺へ。
バスを降りるとそこは…俗っぽい土産物屋と観光客相手の人力車の列。
あらら…って思いながら哲学の道へ。
道は工事中で…入れない(笑)しゃーないから車道をてくてく。
っで、法然院へ。

ここは庭も美しいのだが、墓地区画に谷崎潤一郎や内藤湖南、河上肇らの墓があることでも有名。
実は私は谷崎潤一郎と誕生日が同じ。っで、名前もそこからいただいた—というご縁が。
内藤湖南は私が大学で東洋史を学ぼうと思ったきっかけの一つ。
ってことで、法然院を訪れる度にお墓へ参っている。
今回は25年以上振りってことで、場所探しから。
雪が降る中、山の斜面伝いの広い墓地を探しまわりやっと、3人の墓を見つけ出す。
谷崎潤一郎の墓は、「寂」と刻まれた自然石が一つ…といった質素なもの。
見つけるのに苦労した。

それぞれの墓と久々の対面。
墓の中で眠る彼らと、若かった頃の時分と今の自分を比べながら…しばし会話。
こっ恥ずかしい夢だったが、若い頃にはそれなりの夢を見ていた自分を思い出す。
この歳になると、若い頃が懐かしく思い出される。
おいらも歳とったな〜と改めて実感。

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