2010年1月20日水曜日

冬の京都の旅3

かねよと並ぶ私のもう一つのお約束「何必館 京都現代美術館」へ行く。
京阪四条駅から四条通りを八坂神社方向へ。土産物屋が軒を連ねるこの通りの一角、花見小路を過ぎたあたりにある美術館が何必館だ。
ビルの1F、2F、3F、5Fと地下が展示室になっていて、私が行った時は常設展示だった。

日本画家の村上華岳、洋画家・山口薫、そして私の大好きな北大路魯山人が常設展示の3本柱。
常設は初めて見たのだが、村上華岳の絵の持つパワーは私の精神をガシガシと揺り動かした。当分の間、華岳の絵の前で動けなくなってしまったほど…。

さらに、5Fにある光庭と茶室。無機質なコンクリートの建物の中で、深呼吸できる空間だ。


最後に、地下の魯山人の展示室へ。
ここで、私は椿鉢を見るのを楽しみにしていたのだが、雲錦鉢があるのみだった。
しかし、魯山人の焼いた味のある備前は手に取って持って帰りたくなるほど。
土と火の芸術と呼ばれる備前だけに土と火それに魯山人という人が三位一体となった作品の持つ味わい深さノックアウトされた感あり。

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