2011年10月9日日曜日

東へ西へ(2館)

ちょっと書きかけのまま、時間が経過してしまった話題(笑)

姫路市立美術館で開催中の酒井抱一展へ…また行った(笑)
同展は1期から3期まであり、前回は1期で風神雷神目当てに。
っで今回は3期。
「夏秋草図屏風」(重要文化財)東京国立博物館蔵が来るって事で、懲りもせず姫路まで。
今回は車で。
4月に新しい車にして以来、あまり長い距離や高速は走っていなかったので、高速での走りを確かめるのも兼ねて。
車の事はさておき、酒井抱一展…やっぱ人が多いわ。
今回、昼過ぎに到着したのだが、美術館近くの駐車場はほぼ満車。
っで、中も前回同様人人人…。
ただ、展示品が多すぎて通路が細いもんだから、余計に人が多く感じられるのだが…。
まー、それはさておき、お目当ての「夏秋草図屏風」へ取り敢えず一目散。
う〜ん。
こりゃ凄い。
元々は1期に出展されていた「風神雷神図」の裏面へ表装として描かれた作品とか。
現在は剥離、別装されて風神雷神は出光美術館、夏秋草図は東京国立博物館に収蔵されている。
雷神側の裏面には「夕立(雨中)の夏草」が。
しおれる若い青ススキ、その間から顔を覘かせる白百合や仙翁花(せんのうげ)、すっくと伸びる女郎花など夏の草花が。
風神側の裏面には「野分(野の草を吹き分ける風)に吹かれる秋草」として、揺れるススキの穂や葛、蔦紅葉など秋の草花が描かれている。
夕立に打たれる夏草からは、ムッとした蒸し暑さが…秋草の揺れる様子からは、爽やかな秋の風が感じられる。
銀本着色って事で…銀が酸化して黒っぽくなって、それはそれで渋い感じを醸し出してはいるが、描かれたばかりの頃のピカピカの銀色の時を見てみたかったな〜なんて気持ちに。
途中、色々な方と鉢合わせ…やっぱ、岡山からも見に来ているんだ…。
っで、抱一を堪能した後、岡山へとんぼ返り(早っ!)。
っで、29日にお世話になる、林原美術館へ。
蝶の紋をまた見たくなった訳だが…ホンマモンの陣幕に染め付けられた蝶の紋の大きいこと。
やっぱ、本物の迫力は違う。
それに、じっくり見てみると細かい染めの技術も分かる。
さらに、陣幕や幟、鎧、太刀、鞍…それぞれに数え方が異なる。
それを見ているだけでも日本人の物に対する思い入れを感じられるような気がして…。
勉強になります!

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