2013年10月14日月曜日

別館 茶寮 お多津で食った食った その1

井原の華鴒大塚美術館で始まった「児玉希望展」の帰り、知人と「別館 茶寮 お多津」へ。
いろんなブログなどを見ていると「北大路魯山人直系」とか「魯山人ゆかり」とか適当な事を書いているが「ゆかり」はともかく、「直系」はいかがなものか。

適当な伝聞が独り歩きするのは怖いと思った次第。

ってことで、ちょっとだけ魯山人との関係について…。
笠岡市内にある老舗料理旅館の三洋旅館。
三洋旅館にある割烹がお多津。っで、別館の主人とは確か…兄弟だった…はず。
その、三洋旅館の前進に「伏源」という料理屋があり、そこに16歳から3年、働いていたのが、後の星岡茶寮の料理主任の松浦沖太。
料理の腕もさることながら、持って生まれた味覚が魯山人に認められた松浦は星岡茶寮に入って1ヶ月余りで№3の椀場主任になり、22歳で実質的な料理長(名目上の料理長は魯山人)の料理主任に抜擢された。
っで、その後、松浦が伏源にいたことや、別館のご主人の知人が同窓生だったりしたことが縁で、料理の指導を受け、今日に至るってこと。
つまり、北大路魯山人に認められた料理人・松浦沖太直伝の味…ってのが正確ではないか…と私は思うのだが…。

さて、この日、料理をいただいたのは、母屋側ではなく、向かいにある茶室。
知人のお茶の社中がいつも初釜をするところとか。
床には清水比庵の色紙がさりげなく掛けられている。
趣は非常にあるのだが、隙間だらけで、初釜の頃は隙間風が入って寒いだろーなーって感じ(笑)
お膳もよく使い込んだ感じイイ!
(続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿