2012年12月10日月曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その7)

滴翠、香雪と兵庫方面を巡った後、この日最後に訪問した美術館が「大阪市立東洋陶磁美術館」。
開館30周年記念企画展「国宝 飛青磁花生と国宝 油滴天目茶碗‐伝世の名品-」を開催していたので…。
開館30周年かぁ〜。
美術館ができたのが1982年だから…私が大学のころ。
っで、博物館学とか実習をしていたころには休みの日によく出かけていたものだ。
当時としては珍しい、自然の採光による展示が一部行われていて、その展示方法に関心していたのが記憶にある。
私にとっては、ほんま懐かしい美術館の一つだ。
っで、この国宝2点。
ほんま、すばらしいの一言に尽きる。
飛青磁花生は青磁の地の色はもちろん器表に散らされた鉄斑の散らし具合が何とも言えない趣を醸し出している。
ただただ、そこにあるだけで美しいと感じさせる上品な一品。
っで、もう一つの国宝・油滴天目茶碗は、「将軍が使うにふさわしい重宝」と言われるだけのことはある。
茶碗の内外には、重厚さと深い輝きを持つ金・銀・紺の斑文がびっしりと現れていて、趣深い華やかさだ。
先日藤田美術館で見た国宝・曜変天目茶碗の蠱惑的な瑠璃色の輝きとはまた違う華やかさにしばし見入ってしまう。
まー、はっきり言ってこれで十分お腹いっぱいごちそうさまの状態なのだが、常設展示もぐるり見て回る。
若い頃、何とも言えない美しい曲線を持った姿に魅了されて、この美術館に通った青磁の梅瓶の数々を見ていると、若い頃の思い出が…。
美術館とともに私も30年前にタイムトリップ。
(つづく)

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その6)

滴翠美術館の次は、阪急芦屋川駅から東へ2駅、御影駅近くにある香雪美術館へ。
朝日新聞社の創業者・村山龍平氏が蒐集した日本、東洋の古美術コレクションなどを収藏している。
今回は秋季企画展「寛永文化の茶人たち 遠州・松花堂・宗和ら ゆかりの道具と書画」を開催中ってことで…。
寛永文化っていうことで、古田織部後の小堀遠州の綺麗さび、金森宗和の姫宗和…さらに千宗旦のわびといった文化の中心地・京都で花開いた美が展観されている。
「名物」が4点、「中興名物」が5点と見応えもあり!
仁清の色絵忍草絵茶碗や御本立鶴茶碗など、何かの本でお目にかかったような品もいっぱい!
遠州や宗和の洗練された美意識にただただ感嘆するだけ。

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その8)

滴翠、香雪、大阪市立東洋陶磁美術館と巡って日が暮れて…あっ、そう言えば、昼飯食っていなかった。
ってことで、一日の〆ごはんってことで、宿の前にあるミルチマサラってインド料理店へ。
ここがなかなか怪しい雰囲気を醸していて…。
細い階段を地下へ下りるとある狭い狭い店。
っで、カレーとナン、サラダ、食後のドリンク付きで980円だったか…であったので、これにシークカバブをプラスしてちょいと豪華に。
っで、カレーはまあ普通にバターチキンカレー。
まずは、鉄板に乗ったシークカバブが登場。
こいつがかなり弾力があって…フォークでちょいちょいと切れると思ったのだが全然ダメ。
日頃は使わないナイフまでもを動員して切って食べる。
スパイシーさと羊肉のコクがイイ感じで混ざり合って、これは美味い!
そして、カレーは…ふっくらとしたチキン、辛さはそれなりにあるものの、まろやかなカレー。
っで、ナンもフカフカで表面カリッと香ばしく…いや〜こんな所にフツーに美味いインド料理店があるなんて…宿はチープだが、食事だけでリッチな気分に(笑)
大満足で真ん前にある宿へ。
この日も2万歩超えで…早朝足がつった(笑)
(つづく)

2012年11月30日金曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その5)

関西ツアー第2日(11月23日)は朝から雨模様。
ってことで、駅から近い美術館を選んでGO!
まずは、阪急芦屋川駅から歩いて15分の滴翠美術館へ。
滴翠美術館は旧三和銀行の前身・山口銀行の頭取だった故山口吉郎兵衛氏の蒐集した約1500点にのぼる古美術類(陶磁器・人形・かるた等)を展示している。
っで、25日まで秋季展「瀬戸と美濃の茶陶」を開催しているってことで、芦屋川駅からダラダラと坂を上りながら美術館へ到着(大汗かいた)。
まー、見事にお一人さま美術館状態(笑)
1階部分は山口氏の部屋やチカ夫人の部屋が再現されていて、2階部分が展示室。
古めかしい階段をぎしぎし言わせながら上がっていくと、展示室へ。
第1展示室がメーンで、ここにズラリと茶陶が展示されていた。
まず、赤織部、黒織部、瀬戸、志野の茶碗が。
歪んだり、三角形のまるで台所の流しのコーナーのゴミ入れのような形をした織部(確か湯木美術館にも同じようなのがあったよな〜)。
並んでいるとミョーに落ち着きがあり、しっくり来るから不思議なものだ。
つづいて並ぶのが瀬戸の茶入。
伊勢手、大覚寺手、雪柳手…なんのこっちゃ分からんし…と思いながらも、へーへーホーホーと感じ入る。
茶入とともに仕覆も見応えあり。
裂、緞子、金襴、モール様々な裂の仕覆…ちょうどこの間、某和服店で裂の講釈を聞いたばかりだったので…結構楽しめた。
さらに、織部の手付茶入や志野の広口茶器…志野や瀬戸の水指、花生…と見所満載。
さらに、地下へ茶室があるというので…こちらも見に行くと…。
あらま〜、通路を挟んで待合と茶室・水屋があるじゃあーりませんか。
茶室「梅松庵」は十一畳下座床の席でその横に六畳の水屋が…。
建物自体は古い洋館(ちょっと東洋チックな)。
その中に茶の空間を作ってみせるなんて…すごいわ〜。
(つづく)

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その4)

出張が決まって宿探しをしたところ…京都でのお泊まりは…どこもいっぱいで無し!
じゃ、近くで大津は…ここも無し!
じゃ、大阪は…あった………「ニューカプセルホテル アルデバラン」なんじゃこりゃ…って感じだが、とにかく紅葉シーズンのホテル、空きは皆無。
しかも、大阪マラソン、神戸マラソンが25日と…もー宿を探すのは無理…ってことと1泊1990円という低価格に惹かれて予約。

場所はアメ村の近所。
おお!イイじゃない!
っで、行って見ると…何じゃこりゃ!
カプセルホテル…う〜ん…まーそーだけど…天井のいたが割れていたり、床がどーも汚かったり…大丈夫か? って感じで。
まー、寝るだけなら…と自分に言い聞かせながら…とりあえず大浴場へ。
すると、天井板がバキバキバキと破れた状態の休憩室のようなものがエレベーター前に登場。
更に奥に進むと…大浴場が。
っで、この湯が熱い!
シャワーの湯温も調節できず熱い!
岩窟のようなサウナには「使用できません」(笑)
でも、1990円だしぃ、有馬の赤湯ぐらいの熱さだしぃ…って、我慢。
っで、ひと風呂浴びてカプセルで就寝。
この日は25000歩ほど歩いたので、すぐに寝付くことができたが…深夜、足がつって目が覚めた(笑)
(つづく)

2012年11月29日木曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その3)

会議の後は懇親会。
京都新聞社からタクシーで祗園に近いところにある京新山って料理店へ…行くはずが、清水寺だのなんだののライトアップがあるとかで、車が動きもすごきもしない。
えらいこっちゃ〜!
でも、京都のタクシー運転手はエライのです!
何だか上手に回り道して、ちゃ〜んと店に到着。
っで、次から次へと料理が出てくる…。







いや〜食った食った。
非常に薄味ながらしっかりと旨味が引き立つ…。
気が付くと全部食べているって感じ。
白味噌仕立ての碗がおいしかったな〜。
でも、予算内に収まる料理とは思えないのだが…(笑)
(つづく)

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その2)

京都に巨大な漫画喫茶が登場!って訳では無いのだが、烏丸御池の交差点北西角にある京都国際マンガミュージアムへ。
京都国際マンガミュージアムは、京都市と京都精華大学の共同事業で、いまや世界から注目されているマンガの収集・保管・展示およびマンガ文化に関する調査研究及び事業を行うことを目的としているとか…。
2006年オープンということだが、烏丸御池って所は地下鉄の乗り継ぎ程度であまり縁のがなく、まさかこんなパラダイスが存在するとは…。
会議まで1時間程度あったので、時間つぶしにイイか〜なんて思いながらオッサン料金1000円を払って入館。
吹き抜けになった場所には火の鳥のオブジェが…お出迎え。
もともと元龍池小学校の昭和4年建造(一部除く)の校舎を活用しいるそうで、小学校のたたずまいはそのままに、廊下や教室跡にコミックがびっしりと詰まった書架がズラリと並ぶ。
あちこちに椅子やソファが置かれ、入館者は好きな漫画を心ゆくまで読むことができる…という超贅沢な空間(笑)
その様子はまさに巨大漫画喫茶。
そのほか、展示や龍池小の歴史を紹介する。
っで、この時は「ガイナックス流アニメ作法 ~人の群れがアニメを創る!~」って特別展も。
それにちなんで数あるガイナックス作品の中からセレクションされた映像作品やコスも楽しめる部屋も。
こりゃ、オタにはたまらんやろーなー。
っで、試しにと攻殻機動隊を検索すると…
あった、コミック版の攻機が!
漫画喫茶に入っても古市に入っても見付からなかった本が…。
涙で草薙素子の絵がにじむ中、読んでいると…あっ、会議の時間!
大慌てで京都新聞社へ(笑)
(つづく)

2012年11月28日水曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その1)

11月23日からの3連休に合わせ某京都の地方新聞社が22日に会議をセットしてくれた。
これに乗らない手はないと…3連休の間、関西で過ごすことに…。

22日ちょっと曇り空の京都駅に降り立ってビックリ!
駅前のバス停に観光客の列列列!
やっぱ、秋の京都は凄いわ〜。
っで、観光客の列をかき分けかき分け…まずはお土産購入と烏丸御池の亀廣永へ。
続いてよーじや、鳩居堂と回り、そろそろ昼ってことで近くのチェックしていた店へ。
今回の昼は新町姉小路東入ル町頭町の「ピッツェリア ソローノ」って店へ。
間口が狭い店の一番目立つ所に「ピザ窯」がデーンと据えられていて、外からなんじゃこりゃって感じで見える。
っで、とっても気さくな若い店主が「どうぞ、窯も見てください」って。
っでランチは2種類のピザを選択し、それに前菜やデザートなどが付いていく。
私は、マルゲリータと前菜、ドリンク(エスプレッソ)のセットで。
っで、ここのピザはいわゆるナポリピザ。
縁の部分が盛り上がって、フワッとした食感のピザ。
っで、まずは、前菜がやって来た。

カボチャ、ニンジン、ポテトにフリッタータ…。
中でも気になったのが、青のりの入ったフカフカの揚げ物。
名前を聞くのを忘れたので…でも、青のりの風味がとってもさわやかで…。

でも、前菜だけでもこの量とは…。
っで程なく、窯の前の店主がでっかいへらのようなもので窯に入れたピザを回しながら焼始める。
香ばしい香りが立ち始めたころ、窯の中からピザが出てきて皿の上にデーンと乗って登場。

早速アツアツのピザを口に入れると…縁の部分が、カリっサクっモチって感じで…非常に食感が良い。
さらに、トマトのソースがとってもフルーティーでチーズ部分ととってもイイ相性。
こりゃ美味いわ〜!
京都行きの楽しみが増えるってもんだ!

(つづく)

2012年11月27日火曜日

福来亭の豚まん1個80円

中筋(岡山駅前商店街)にある中華料理店・福来亭。
店員は中国人みたい。
っで、夜になると、中国人っぽい方々が集まってくる…ってことでどうもなかなか入り辛い(笑)
以前、昼にラーメンを食べに入った時は色々セットメニューもあり、こりゃお得って感じがしていたのだが…そのメニューの中で気になって仕方がなかったのが、豚まん。
一口サイズと言ってもイイぐらいの小さな豚まん…80円。
店の前を通る度に気になって気になって…。
っで、意を決して(って程ではないが…)5個購入。
早速家で食べてみる。
おっ美味いが〜!
ここの豚まんは餡の部分を湯葉で包んでいるのが特徴。
そのため、餡の肉から出た肉汁が皮にしみ出てこない。
だから、ひとかぶりした時に肉汁が口の中に弾け出る。
小さいけれど中にたっぷり美味しさが詰まった豚まん。
手で饅頭を割ったりすると、肉汁が飛び散る恐れがあるので注意!(笑)

2012年11月21日水曜日

珍来軒

野田屋町のお茶の常照園の橫手にある昔から有る中華料理店。
最後に行ったのは…今の店になる前だから…(笑)
っていうほど行っていない。
決してマズイから行っていないのではなく、たまたま行く機会がなかっただけなのだが…。
っで、夜前を通ったら、じーちゃんとばーちゃんが暇そうにテレビを見ていたので…お邪魔するのは申し訳ないと思いながら…。
っで、焼き飯と酢豚を頼む。
最近、眼鏡をずっとかけていないものだから…特に夜になると見るものすべてがぼやけて…。
っで、厨房でゴソゴソ(って調理に決まってるジャン)やってるじいちゃんが、俳優の加藤嘉さんのように見えたりして…。
まー、そんな渋い感じの料理人が作る酢豚と焼き飯…これが、美味い。
焼き飯は最近神戸で何度かお目にかかったしっとり系でもぱらっとした系のもの。
ちょっと違うのが、どこかオイスターソースでも入っているのは…って感じさせる色と後口に残る甘み。
細かく刻んだ人参やタマネギに仕事の丁寧さがうかがわれる。
っで、酢豚は甘酢がガツンと来る美味さ!
上品な味ではないが、直球勝負の甘酢がすべてをまとめ上げ、見た目にも美しい色つや。
豚は比較的薄切りのものを唐揚げにしている。
衣のカリっと具合もイイ。
もう少し野菜が欲しいって言ったら贅沢か(笑)
でも、これはイイ店よ〜!
入るのに勇気がいるが…。

2012年11月20日火曜日

ぱぶ茶屋天水の昼食

幸町のビブレ横にある「ぱぶ茶屋天水」で昼食。
場所柄、そこそこ競争は激しい地区ではあるが、昼の定食600円均一でなかなかのお値打ち…。
っで、私もほんま久し振りに訪れたのだが…何となく気分が鶏唐揚げだったのでそいつをオーダー。
オーダーからそんなに待たずにアツアツの唐揚げが出てくるのが嬉しい。
味もイイ感じで…表面カリッとこりゃ美味い!
さらに御飯も炊きたてっぽくて美味い。
すべてにほどほどの量だし、これで600円なら大満足。
トンカツとかかつ丼とか炊き込みご飯定食とかあるので、週1回ぐらいは通いたくなる気分(笑)

2012年11月18日日曜日

東風でお祝い?

何だか分からないが、お祝いをしてくれるってことで、お友達2人と東風へ。
っで、コースをお願いしていたので…。
最初は前菜(キムチとかゴマサラダ、ステーキユッケ=レア状態に焼いた肉、貝柱)。
さらに、チャプチェ…と続く。
っで、さー肉!
トップバッターは、焼しゃぶ!
私のお祝いらしいのだが、友達2人は私のことなど眼中に無いかのごとく、カメラで肉を撮りまくる。
肉の甘みとポン酢たれがよく合う。
続いてプレートに乗ったお肉が。
千屋牛のバラ、イチボ…と希少部位が並ぶ。
っで、〆は今回私のわがままで、石焼きラーメン!
最後にプリントシャーベットが出て予定終了!

アコーディオンの夕べ

昨夜、夢二郷土美術館でアコーディオンの夕べというイベントに参加。
アコーディオン奏者の水野弘文さんの演奏を楽しんだ。

水野さんはいわゆるスタジオミュージシャン…なのだが、美輪明宏のバックを務めたり、若い頃銀巴里で演奏していたり…と、ちょっとシャンソン心を刺激してくれる方…ではないかと…期待を持って参加予約。


ライブの後半、ボタンアコーディオンで演奏した「パリの空の下 セーヌは流れる」は最高!
通常の鍵盤タイプのアコーディオンとの弾き比べでも明らかにボタンの方がノリがイイ!
フランス、シャンソンのノリを感じさせる。音色もビミョーにシャンソンしている(笑)
帰る頃には「シャンソン耳とシャンソン脳」に。

自宅で久し振りにシャンソンを聴く(って言っても金子由香里だけど…)。

う〜ん。
シャンソ〜ンって気分に浸っていたのだが…晩飯…「鍋」で一気に現実に(笑)

それはそーと、最前列にいた方(たぶんVIP扱いなのかな〜)で一眼レフ+スピードライトでバシャバシャと…おいおい、演奏中にそれはないやろー。
スピードライト無しで撮れないんだったら潔く時分の腕の認めて写真を撮るのを止めなさい!
仮に撮影するにしても、最前列ではなく、後ろから又は、ちょっと横にかわしてノーフラッシュで撮るとか配慮できないのかね〜。
最前列に座らせていただいているって事にちゃんと配慮しなきゃね〜。
って、むかつく私は、まだまだ青いな〜(笑)

2012年11月8日木曜日

ユッケ復活!

東風のメニューにユッケが復活。
大阪方面の焼肉屋ではユッケ専用の調理室を作ってユッケを出しているって聞いていたのだが…。
条件をクリアできる業者ができて、その業者からパックに入った製品状態のユッケを購入して自店のタレと卵を添え提供するとか。
店側がパッケージを開けるのではなく、客がパッケージの蓋を開け、タレと卵をかけて、お好み状態で食べるのがルール(笑)

何だか回りくどい方法だし、業者から製品状態のものを取り寄せるので、当然送料もそれなりに乗ってくる。
びみょーな感じだが、ユッケ復活ってのはとりあえず朗報。

是非一度、お試しを。

2012年11月7日水曜日

千屋の肉三昧旅 (2)

食の方はお開きになったが、せっかく千屋牛の里に来たし、旅館たえだも見てみたい…ってことで、車にのって(って程の距離ではないが…)、旅館の裏山あたりに。

っでここで、千屋牛の振興に尽力した太田辰五郎の偉業を学ぶ。
太田辰五郎の偉業に関しては写真を参照していただくとして…53歳で亡くなって「翁」が付くのなら私もそろそろ翁と呼ばれる歳なんだな〜なんて関係ないところで感心したりして…(笑)
っでもって、牛の市があった場所から三田へ続く道も。
この道を博労に引かれて牛が三田を目指す。
そんな姿を思い浮かべながら…先ほど食した牛さんに感謝!
っでそんな場所からほど近い旅館たえだへ。
街道筋に昔からある旅籠って感じがする旅館で、2階部分は小部屋がいっぱい。
千屋牛の料理を食べに来る人たちだけでなく、鮎釣りなどのお客さんの憩いの場になっている。
山間の牛や鉱山で栄えた町・千屋の面影を残す風景は、早くも色づき、秋本番になっていた。

千屋の肉三昧旅 (1)

先月から積み残しになった話題が多いのだが…それはさて置き、直近の話題も載せておかねば…と思い、取り急ぎ投稿。

備前焼作家の藤原和先生のお誘いを受け、千屋へ。
まー、千屋と言えば肉でしょう…ってことで当然、三昧!

本当は旅館たえだでって予定だったそうだが、この日は満席で、たえだが営む「ふゆさと」ってレストランに。
もう、薪ストーブに火が入り、すっかり千屋は冬。
ふゆさとは私も以前から利用している千屋牛の美味しいレストラン。
しかし、和先生と行くと…ただただ「三昧」にビックリ。
とにかく、予約席の札が置かれたテーブルには既に「タタキ」がど〜ン!
ショウガとネギを薬味に醤油でいただくのだが…ふわっトロって感じで。
それでいてガシガシ噛んでいくと肉の味がしゅわって。
その他、サラダ、山菜などなどがあるのをとにかく食べきって(笑)次のステーキのスペースを確保。
ジュワ〜って音とともに「まず」ヒレステーキが登場。
ステーキソースも供されたのだが、私は肉の味重視派。
ここは塩で味わう。
ミディアムレアに焼かれたヒレは橋で切れる程の柔らかさ。
そして、肉の味も赤身っぽいジューシーな味が…さらに塩で食べたためその味に甘さも加わり…深い!
っで、先ほど、「まず」と書いたが…続いて分厚いサーロインがでで〜んと登場。
こちらは4人でシェアしたのだが、こいつも唇で切れるぐらいの柔らかさ。
も〜、何じゃこりゃって感じで。
っでもって、脂身が甘い!
肉の味の濃さと脂身の甘さを同時に味わえる幸せ(笑)
塩で食べて良かった〜!
そんでもって、〆がしゃぶしゃぶ(笑)
また、きれいにサシが入ったお肉だこと。
ささっと、湯にくぐらせて、とろとろの状態を味わう。
肉の味もそうだが、食感もご馳走!

うっぷうっぷと言いながら、肉三昧はお開きに。

2012年10月21日日曜日

ビストロ コペン

先日、写真家の蜂谷秀人先生と昼飯を食っていた時、蜂谷先生から教えていただいた洋食店「bistro COPEN」へ。
ほんま、10人ちょいぐらいしか入れない狭さ。

さらに、ビルの1Fだが、店がビルの奥なので…ついつい見逃してしまう…という街中の隠れ家的ビストロ(笑)
まずは小手調べと…シェフのわがままランチを食べる。

本日は和風のハンバーグ。スープ、サラダが付いて880円。

照り焼き風のソースって今一つ甘くて好きになれないのだが…ここのはさっぱりとしておいしい。
ハンバーグの味がジワッと主張するのもソースがあっさりしているからか?
とにかく上品に仕上げられているため、すすっと胃に収まる…でも、ボリュームたっぷりなので、ズシッとくる。

値段も安い!ちょいとはまりそう。

復食

内視鏡検査を受けたお陰で、お腹の中は空っぽ。
っで、その日は遅番勤務で、23時過ぎに会社を出る。
ブラブラ会社の裏を歩いていたら…あれ、まだ隠れ家営業してるやん!って通り過ぎようとすると、カウンターの中からまいちゃんがニコニコ笑ってこっちを見てる!
ってことで、まいちゃんの笑顔に釣られて…胃腸に優しいおじやをオーダー。
具はオコゼ!いろんなとこが入っていて…ふぅ〜お腹いっぱい。

イイダコの煮付けは消化が…う〜ん、いかがなものか…とは思ったが、また、美味いもんが食えると体に感謝しながら復食!

人生初の内視鏡検査

9月末ごろから腹部が張って、調子が悪い…。
中学・高校の同級生のお医者さんに相談したら…専門病院を紹介してくれた。
っで、その同級生、岡大のエライさんでございまして…お陰で、私のような訳の分からない面倒くさい患者も大切に扱ってもらえた。
っで、まーあせっかくだからってことで、胃と腸の内視鏡検査を受けることに。
10月9日、内視鏡検査…生まれて初めての経験に気が重〜い状態でその日を迎えた。
ほんま、気分はドナドナ…。

朝、病院に行くと、いきなり下剤の説明。
目の前には1.8リットルの容器に下剤がたっぷんたっぷん…(笑)
決められた時間にコップに1杯、2杯と飲んでいく。
そーこーする内に一緒に検査を受ける仲間が集合。
「ワシは大腸を切ってな〜」とか「胃を全摘してな〜」とかの猛者ぞろい。
中には半袖の裾から入れ墨がのぞく人や、どー見てもオカマやろう〜って人まで…。
っでその人たちが「看護婦さん、去年より下剤おいしゅーなっとるな〜」とか「前は2リットルあったのに減っとるの〜」とか和気藹々(?)と会話。
えらい所に来てもーた…と後悔するもお腹がグルグルいいだして、便所と部屋との往復が始まる。
っで、皆さん苦戦する中、内視鏡初心者の私が一番にお腹の中がきれいになって、内視鏡の検査室へ。

何でも1抜けするのって気分がいいよね〜(笑)

おしりに穴の開いた検査着を着て、鎮静剤を打たれたら、即コテン。
ストレッチャーの上で目が覚めたら検査は済んでいた。
っで、検査結果発表!
私と、オカマさんと、入れ墨おじさんが待合へ。
まず私が診察室へ。
胃も腸もきれいなもんだわ〜ってことで、何事もなく終了。
待合のオカマさんと入れ墨おじさん「にーちゃん、何もなかったんか?良かったな〜」って。

こういう所って、なぜかミョーな連帯感が生まれるんだよね〜。

それにしても、下剤のお陰で、お腹もスッキリ。
結局、松茸御飯とかドカ食いしたのが祟ったか〜ってことで…チャンチャン!

あっそーそー、便所の往復が良かったのか、この日の歩数は1万歩を超えていた(笑)

2012年10月16日火曜日

大阪美術館爆走ツアー(1)

正木美術館(大阪府泉北郡忠岡町)で開催中の秋季特別展「利休参上」を見に行った。
重要文化財の千利休図が出ているってことで…。

大阪には大学、大阪支社時代にいたが、不勉強なことに、忠岡町も正木美術館も知らなかった。
っで、地図で調べたところ… https://maps.google.co.jp/maps?oe=utf-8&hl=ja&client=firefox-a&ie=UTF-8&q=%E6%AD%A3%E6%9C%A8%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&fb=1&gl=jp&hq=%E6%AD%A3%E6%9C%A8%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&cid=0,0,2443225715047929583&ei=-AebUP28M-rYmAXx5IGgDQ&ved=0CIUBEPwSMAA
泉大津と岸和田に挟まれたちいさなちいさな町にある美術館。
っで、忠岡町を調べてみると…面積で日本一小さい町とか。

それはさて置き…どーやって行こう…新幹線で行くと岡山−新大阪−難波−忠岡と乗り換え多いぞ!
ってことでもっとシンプルに…と考えた挙げ句…高速バス利用だ!ってことに。
これだと岡山−難波−忠岡と乗り換えは1度。
さらに、車中睡眠が…。。。
ってことで、よー寝た〜。車中グダグダで南海のなんばへ。
っで、久し振りに南海電車に乗って…来たことの無い町忠岡へ降り立つ。
なーんも無い。どないしょ…って感じの駅前。
正木美術館の矢印を頼りに歩く。
すると何だか賑やかな掲示板が…。
そー、この忠岡町、岸和田の隣にあるってこともあり、岸和田に負けずだんじり祭りが盛んなのだ〜。
私が行った日の前の週にその祭りが行われていて、その時の寄付をした人・会社への「御礼」の紙が張り出されていたのだ。
まー、なんだかんだしながら、歩くこと10分ちょいで正木美術館に。
いきなりガードマンに「どうぞ」って促され館内に。
開館直後で、どーも私が一番客(笑)
っで、入ってすぐに「建盞天目茶碗」と「玳皮釉双鳳文天目茶碗」、そして大名物の「唐物肩衝茶入 銘 有明」が並んで展示されている。
それだけでかなり圧力を感じる(笑)
っでその展示場所を直角に曲がったところに今回の目玉・千利休図が。
長谷川等伯筆と伝えられ、大徳寺の古渓宗陳賛。
利休62歳の頃の姿を描いたとされ、利休存命中の肖像画で現存する物はこれ1点とか。
結構、ごつい体というか、いかついオッサン風に描かれた姿。
そう言えば、へうげものでも大男に描かれていたよな〜と…。
利休図の下には茶碗がズラリ。
蕎麦茶碗 銘 雛鶴、堅手茶碗 銘 浜千鳥、釘彫伊羅保茶碗、熊川茶碗 銘 たちばな…と16〜17世紀の朝鮮の茶碗から、長次郎の黒楽茶碗 銘 両国、道入の黒楽茶碗 銘 散聖、同赤楽茶碗 銘 武蔵野…と見応えのある物ばかり。
っで、更に次の展示ケースには茶入と棗。
中興名物の瀬戸真中古茶入 銘 狭筵、瓢形茶入(利休在判)←見た目可愛らしい!、金輪寺茶器(春慶作)←美しい!、さらに豪華な浜千鳥松蒔絵平棗…といや〜どうしましょうって感じ。
続いて茶杓は…利休作はもちろん、山上宗二、小堀遠州、細川三斎…と一見の価値ありというか比べて見ると面白い。
っで、そのほか、水指、香合、釜、花入などなど計75点を見るとお腹いっぱいって感じに。
続く…。。。