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2015年11月25日水曜日

長庵茶会(11/15)

井原にある華鴒大塚美術館のお茶会へ。

この美術館には上田宗箇好みの茶室の図面を基に再現した「長庵」という茶室があり、今回、長庵で濃茶、そして、同美術館を作ったタカヤの創業家・大塚家の旧宅で薄茶と点心がいただける。


これは行かねば!
ってことで、予約してうかがうことに。
流石に10席(1席12名)ほどの定員は即日完売状態。
そんな人気茶会ということで、期待が高まる。
さらに、
上田宗箇流の濃茶席は井原では10年ぶり。何と凄いじゃあーりませんか。
まずは濃茶席。十六代家元(元家元)の上田宗冏氏の「乾坤」の軸がお出迎え。
床には古染付の拍子木の形をした香合が。。
そして、水指は表面と裏面で景色が異なる伊賀。
炉の中にはでっぷりとした布団釜が。
っで、上田流の武家点前で会は粛々と進む。
武家点前ってことで、帛紗は右にそして帛紗捌きも右で…って、なんだか逆勝手の時みたいだぞ~!
濃茶が練り上げられ、奥高麗のシブい茶碗に上田桐金襴の敷袱紗が添う。
お正客が藪野内流の先生だったので、出し帛紗の用意有り…助かった(笑)
ちなみに、替茶碗が萩、黒樂(慶入作)。
裏の方たちはどちらかというと黒樂を熱心に拝見(笑)

 そして、点心、薄茶をいただきに、大塚家旧宅へ。
洋館部分と和風建築が一緒になった建物でこの日のためにかなり手を加えたとか…。
座敷で点心をいただいた後、この洋館部分、立礼で薄茶席。
昔の応接間って感じだが、壁部分にカーペットのような布が貼ってあり、高級感満点。
まるで、華麗なる一族の世界のよう。
そして、応接間には平山郁夫、小野竹喬、杉山寧、加山又造の絵が…。
さらに、出窓を床に見立てた部分には金島桂華。
丸々一部屋が美術館(笑)
っで、薄茶も主茶碗が出雲、二碗が萩、京焼は三碗というラインナップ。
このあたりの取り合わせがいかにもって感じ。

いや~、気合あふれる長庵茶会。
恐れ入りました。。。

2013年5月20日月曜日

お華にお茶に…大忙し!

 5月19日、池坊の大御所・服部壽賀子先生の山陽新聞賞受賞受賞を祝う会へ。

京都から京都から財団法人池坊華道会の池坊雅史事務総長もお祝いに駆けつけた。
 
華やかなだけでなく、社中、流派の方々の心温まる趣向の数々に感激。

服部先生…本当におめでとうございました。

そーそー、会にはゲストでこんな方も。
お馴染みちくわ笛の住宅正人氏。

随所にお約束的なオチを入れ、楽しませてくれた。

っで、会がお開きになってから、今度は林原美術館へ。

現在、同美術館で開かれている特別展「金重陶陽の慕った川喜田半泥子と茶の湯の世界~石水博物館名品展」にちなんだお茶会に参加。

つくばいに睡蓮の花が…な〜んて趣向も。

席主は金重晃介氏。

語るより、会記を見ていただいて、その豪華さを堪能していただきたい(笑)
っで、最後の席にギリギリ滑り込み…最後の席って事で、特別に二服いただき、さらに、終わってから、金重さんご一家のプライベートな席にもお邪魔して…さらに一服。

会記の中の茶碗3碗で頂くという、超贅沢なひとときをすごした。

それにしても、お花にお茶に…何だか日本淑女のたしなみ的一日って感じ(笑)

2012年12月10日月曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その7)

滴翠、香雪と兵庫方面を巡った後、この日最後に訪問した美術館が「大阪市立東洋陶磁美術館」。
開館30周年記念企画展「国宝 飛青磁花生と国宝 油滴天目茶碗‐伝世の名品-」を開催していたので…。
開館30周年かぁ〜。
美術館ができたのが1982年だから…私が大学のころ。
っで、博物館学とか実習をしていたころには休みの日によく出かけていたものだ。
当時としては珍しい、自然の採光による展示が一部行われていて、その展示方法に関心していたのが記憶にある。
私にとっては、ほんま懐かしい美術館の一つだ。
っで、この国宝2点。
ほんま、すばらしいの一言に尽きる。
飛青磁花生は青磁の地の色はもちろん器表に散らされた鉄斑の散らし具合が何とも言えない趣を醸し出している。
ただただ、そこにあるだけで美しいと感じさせる上品な一品。
っで、もう一つの国宝・油滴天目茶碗は、「将軍が使うにふさわしい重宝」と言われるだけのことはある。
茶碗の内外には、重厚さと深い輝きを持つ金・銀・紺の斑文がびっしりと現れていて、趣深い華やかさだ。
先日藤田美術館で見た国宝・曜変天目茶碗の蠱惑的な瑠璃色の輝きとはまた違う華やかさにしばし見入ってしまう。
まー、はっきり言ってこれで十分お腹いっぱいごちそうさまの状態なのだが、常設展示もぐるり見て回る。
若い頃、何とも言えない美しい曲線を持った姿に魅了されて、この美術館に通った青磁の梅瓶の数々を見ていると、若い頃の思い出が…。
美術館とともに私も30年前にタイムトリップ。
(つづく)

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その6)

滴翠美術館の次は、阪急芦屋川駅から東へ2駅、御影駅近くにある香雪美術館へ。
朝日新聞社の創業者・村山龍平氏が蒐集した日本、東洋の古美術コレクションなどを収藏している。
今回は秋季企画展「寛永文化の茶人たち 遠州・松花堂・宗和ら ゆかりの道具と書画」を開催中ってことで…。
寛永文化っていうことで、古田織部後の小堀遠州の綺麗さび、金森宗和の姫宗和…さらに千宗旦のわびといった文化の中心地・京都で花開いた美が展観されている。
「名物」が4点、「中興名物」が5点と見応えもあり!
仁清の色絵忍草絵茶碗や御本立鶴茶碗など、何かの本でお目にかかったような品もいっぱい!
遠州や宗和の洗練された美意識にただただ感嘆するだけ。

2012年11月30日金曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その5)

関西ツアー第2日(11月23日)は朝から雨模様。
ってことで、駅から近い美術館を選んでGO!
まずは、阪急芦屋川駅から歩いて15分の滴翠美術館へ。
滴翠美術館は旧三和銀行の前身・山口銀行の頭取だった故山口吉郎兵衛氏の蒐集した約1500点にのぼる古美術類(陶磁器・人形・かるた等)を展示している。
っで、25日まで秋季展「瀬戸と美濃の茶陶」を開催しているってことで、芦屋川駅からダラダラと坂を上りながら美術館へ到着(大汗かいた)。
まー、見事にお一人さま美術館状態(笑)
1階部分は山口氏の部屋やチカ夫人の部屋が再現されていて、2階部分が展示室。
古めかしい階段をぎしぎし言わせながら上がっていくと、展示室へ。
第1展示室がメーンで、ここにズラリと茶陶が展示されていた。
まず、赤織部、黒織部、瀬戸、志野の茶碗が。
歪んだり、三角形のまるで台所の流しのコーナーのゴミ入れのような形をした織部(確か湯木美術館にも同じようなのがあったよな〜)。
並んでいるとミョーに落ち着きがあり、しっくり来るから不思議なものだ。
つづいて並ぶのが瀬戸の茶入。
伊勢手、大覚寺手、雪柳手…なんのこっちゃ分からんし…と思いながらも、へーへーホーホーと感じ入る。
茶入とともに仕覆も見応えあり。
裂、緞子、金襴、モール様々な裂の仕覆…ちょうどこの間、某和服店で裂の講釈を聞いたばかりだったので…結構楽しめた。
さらに、織部の手付茶入や志野の広口茶器…志野や瀬戸の水指、花生…と見所満載。
さらに、地下へ茶室があるというので…こちらも見に行くと…。
あらま〜、通路を挟んで待合と茶室・水屋があるじゃあーりませんか。
茶室「梅松庵」は十一畳下座床の席でその横に六畳の水屋が…。
建物自体は古い洋館(ちょっと東洋チックな)。
その中に茶の空間を作ってみせるなんて…すごいわ〜。
(つづく)

2012年11月29日木曜日

ぐるっと関西弾丸ツアー!(その2)

京都に巨大な漫画喫茶が登場!って訳では無いのだが、烏丸御池の交差点北西角にある京都国際マンガミュージアムへ。
京都国際マンガミュージアムは、京都市と京都精華大学の共同事業で、いまや世界から注目されているマンガの収集・保管・展示およびマンガ文化に関する調査研究及び事業を行うことを目的としているとか…。
2006年オープンということだが、烏丸御池って所は地下鉄の乗り継ぎ程度であまり縁のがなく、まさかこんなパラダイスが存在するとは…。
会議まで1時間程度あったので、時間つぶしにイイか〜なんて思いながらオッサン料金1000円を払って入館。
吹き抜けになった場所には火の鳥のオブジェが…お出迎え。
もともと元龍池小学校の昭和4年建造(一部除く)の校舎を活用しいるそうで、小学校のたたずまいはそのままに、廊下や教室跡にコミックがびっしりと詰まった書架がズラリと並ぶ。
あちこちに椅子やソファが置かれ、入館者は好きな漫画を心ゆくまで読むことができる…という超贅沢な空間(笑)
その様子はまさに巨大漫画喫茶。
そのほか、展示や龍池小の歴史を紹介する。
っで、この時は「ガイナックス流アニメ作法 ~人の群れがアニメを創る!~」って特別展も。
それにちなんで数あるガイナックス作品の中からセレクションされた映像作品やコスも楽しめる部屋も。
こりゃ、オタにはたまらんやろーなー。
っで、試しにと攻殻機動隊を検索すると…
あった、コミック版の攻機が!
漫画喫茶に入っても古市に入っても見付からなかった本が…。
涙で草薙素子の絵がにじむ中、読んでいると…あっ、会議の時間!
大慌てで京都新聞社へ(笑)
(つづく)

2012年11月18日日曜日

アコーディオンの夕べ

昨夜、夢二郷土美術館でアコーディオンの夕べというイベントに参加。
アコーディオン奏者の水野弘文さんの演奏を楽しんだ。

水野さんはいわゆるスタジオミュージシャン…なのだが、美輪明宏のバックを務めたり、若い頃銀巴里で演奏していたり…と、ちょっとシャンソン心を刺激してくれる方…ではないかと…期待を持って参加予約。


ライブの後半、ボタンアコーディオンで演奏した「パリの空の下 セーヌは流れる」は最高!
通常の鍵盤タイプのアコーディオンとの弾き比べでも明らかにボタンの方がノリがイイ!
フランス、シャンソンのノリを感じさせる。音色もビミョーにシャンソンしている(笑)
帰る頃には「シャンソン耳とシャンソン脳」に。

自宅で久し振りにシャンソンを聴く(って言っても金子由香里だけど…)。

う〜ん。
シャンソ〜ンって気分に浸っていたのだが…晩飯…「鍋」で一気に現実に(笑)

それはそーと、最前列にいた方(たぶんVIP扱いなのかな〜)で一眼レフ+スピードライトでバシャバシャと…おいおい、演奏中にそれはないやろー。
スピードライト無しで撮れないんだったら潔く時分の腕の認めて写真を撮るのを止めなさい!
仮に撮影するにしても、最前列ではなく、後ろから又は、ちょっと横にかわしてノーフラッシュで撮るとか配慮できないのかね〜。
最前列に座らせていただいているって事にちゃんと配慮しなきゃね〜。
って、むかつく私は、まだまだ青いな〜(笑)

2012年10月16日火曜日

大阪美術館爆走ツアー(1)

正木美術館(大阪府泉北郡忠岡町)で開催中の秋季特別展「利休参上」を見に行った。
重要文化財の千利休図が出ているってことで…。

大阪には大学、大阪支社時代にいたが、不勉強なことに、忠岡町も正木美術館も知らなかった。
っで、地図で調べたところ… https://maps.google.co.jp/maps?oe=utf-8&hl=ja&client=firefox-a&ie=UTF-8&q=%E6%AD%A3%E6%9C%A8%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&fb=1&gl=jp&hq=%E6%AD%A3%E6%9C%A8%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8&cid=0,0,2443225715047929583&ei=-AebUP28M-rYmAXx5IGgDQ&ved=0CIUBEPwSMAA
泉大津と岸和田に挟まれたちいさなちいさな町にある美術館。
っで、忠岡町を調べてみると…面積で日本一小さい町とか。

それはさて置き…どーやって行こう…新幹線で行くと岡山−新大阪−難波−忠岡と乗り換え多いぞ!
ってことでもっとシンプルに…と考えた挙げ句…高速バス利用だ!ってことに。
これだと岡山−難波−忠岡と乗り換えは1度。
さらに、車中睡眠が…。。。
ってことで、よー寝た〜。車中グダグダで南海のなんばへ。
っで、久し振りに南海電車に乗って…来たことの無い町忠岡へ降り立つ。
なーんも無い。どないしょ…って感じの駅前。
正木美術館の矢印を頼りに歩く。
すると何だか賑やかな掲示板が…。
そー、この忠岡町、岸和田の隣にあるってこともあり、岸和田に負けずだんじり祭りが盛んなのだ〜。
私が行った日の前の週にその祭りが行われていて、その時の寄付をした人・会社への「御礼」の紙が張り出されていたのだ。
まー、なんだかんだしながら、歩くこと10分ちょいで正木美術館に。
いきなりガードマンに「どうぞ」って促され館内に。
開館直後で、どーも私が一番客(笑)
っで、入ってすぐに「建盞天目茶碗」と「玳皮釉双鳳文天目茶碗」、そして大名物の「唐物肩衝茶入 銘 有明」が並んで展示されている。
それだけでかなり圧力を感じる(笑)
っでその展示場所を直角に曲がったところに今回の目玉・千利休図が。
長谷川等伯筆と伝えられ、大徳寺の古渓宗陳賛。
利休62歳の頃の姿を描いたとされ、利休存命中の肖像画で現存する物はこれ1点とか。
結構、ごつい体というか、いかついオッサン風に描かれた姿。
そう言えば、へうげものでも大男に描かれていたよな〜と…。
利休図の下には茶碗がズラリ。
蕎麦茶碗 銘 雛鶴、堅手茶碗 銘 浜千鳥、釘彫伊羅保茶碗、熊川茶碗 銘 たちばな…と16〜17世紀の朝鮮の茶碗から、長次郎の黒楽茶碗 銘 両国、道入の黒楽茶碗 銘 散聖、同赤楽茶碗 銘 武蔵野…と見応えのある物ばかり。
っで、更に次の展示ケースには茶入と棗。
中興名物の瀬戸真中古茶入 銘 狭筵、瓢形茶入(利休在判)←見た目可愛らしい!、金輪寺茶器(春慶作)←美しい!、さらに豪華な浜千鳥松蒔絵平棗…といや〜どうしましょうって感じ。
続いて茶杓は…利休作はもちろん、山上宗二、小堀遠州、細川三斎…と一見の価値ありというか比べて見ると面白い。
っで、そのほか、水指、香合、釜、花入などなど計75点を見るとお腹いっぱいって感じに。
続く…。。。

2012年10月14日日曜日

バスで広島の旅

林原美術館友の会の旅行に参加。
今回は前館長の熊倉功氏が館長時代に企画したもの…ってことで、熊倉氏も参加。
もちろん、旅行申し込みはあっという間の完売…私は、抽選分で拾われた(笑)
っで、今回の旅行のメーンは上田流和風堂。
言わずと知れた武将茶人・上田宗箇(重安)が興した茶道流派上田流の「総本山(?)」。
今年2月の「上田宗箇武将茶人の世界展」に出ていた鎖の間などの本物を見ることが出来る。
バスが道に迷って1時間近く遅れるというハプニングはあったが、
上田流和風堂で先回りした熊倉前館長と合流。
場所は広島城から西へちょいと行った「西区古江東町」。


まー、今となっては混み合った住宅地だが、そこの広い広い土地に和風堂はある。
和風堂全体図(上田流和風堂オフィシャルサイト内)
元々、広島城内にあった上屋敷に和風堂はあったのだが、第2次大戦で消失。
それ以前に現在の地に古文書等は移されていたのと、東側の山が原爆による被害を抑えたお陰で、古文書に記された上屋敷総図を基に昭和58年に復元したのが現在の和風堂。
っで、我々はまず、冠木門から長屋門を通り錦之間へ。
ここで用を足して、松涛に荷物を置いて、和風堂の方の案内で各所を見て回る。
長屋門から外露地、内露地を経て茶室遠鐘へ。
途中、浅野の殿様だけが使ったとされる砂を敷いた雪隠や浅野家の芸州移封の際、1つだけ紀州から持って来た石「法螺貝之石」、織部灯籠、立蹲などを拝見し、いよいよ遠鍾へ。
っで、この遠鍾、元々は2畳台目だったそうだが、殿様が「狭いの〜」って言ったものだから1畳足して3畳台目となったとか。
足した部分は天井が確かに違う(この辺りも忠実に復元)。
そして我々は水屋を通って鎖の間、次の間、そして敬慎斎でお茶をいただく。
この時、お家元が上田流や現在の和風堂について説明してくださった。
これまで何回か上田流の方のお茶をいただいたが、すべてのお茶に共通して「キレのある渋み」と「ちょっと熱め」というのがあった。
この辺りも武家の好みなのだろうか?
武家と言えば上下関係も…ってことで、浅野の殿様が狭いと言えば遠鍾が1畳広くなったり、待合の殿様の席だけ足許の石が高くなっていたり、鎖の間や一之間には御成のための場所が一段高く設けられていたり…。
この辺りも、武将茶人ならではなのだろうか?
っで、お茶をいただいた後、さらに廊橋を通り三之間、二之間、一之間を拝見。
和風堂のどの部屋も襖だけでなく障子の縁にも塗りが施され、重厚感が漂っている。
また、三〜一之間から見ることが出来る庭には立派な枝垂れ桜が…。
実際に和風堂を見学して初めて上田宗箇武将茶人の世界展で見たものの配置やスケール感などを実感できた。
やはり、実際に行って見て初めて分かることってのは…大きいものだ。
それにしても、熊倉氏がいなくなった林原美術館って…どーなるのかな〜。
少なくともこのようなイベントは難しいだろうな〜。

残念!
※遠鍾と鎖の間の写真はパンフレットから。

2012年8月30日木曜日

京都美術館巡り(2)

堂本印象美術館の後は、美術館前からバスに乗って茶道資料館へ。
現在、「夏季特別展 京三条せともの屋町」を開催中。
へうげものにあやかったわけではないのだろうが…ちょうどそのくらいの時代に三条界隈に「せともの屋」が集中していたってことが、平成元年、京都三条通の中之町から、織部や志野を中心とした美濃、そして信楽・伊賀・備前などの桃山陶器大量に出土したことで判明。
またその後の研究で、三条界隈に「せともの屋」が集中していたことが明らかになってきたとか…。
っで、桃山時代から江戸初期にかけての京都のやきもの屋の様子を展示してある。
それにしてもあるわあるわ!
織部、志野、備前、美濃、信楽、伊賀…そこここに歪んだり曲がったりした焼き物が…。
やっぱ、へうげものの世界だわ〜。
っで、茶道資料館と同時に、歩いて1500歩ほどの所にある京都市考古資料館には、発掘された焼き物が展示されているってことで、こちらにも。
古い建物の一角にドサッと展示されている焼き物。
歪んだ茶碗が、まーありがたみが無いぐらいたくさん。


これらが土の下に埋もれずに全部きれいなまま残っていたとしたら…えらいことになっていたんやな〜(もちろん、焼き物の価値っていうか価格にも影響してたのだろうし…)って。
流石京都…っていうか…掘ればふつーにこのような物が出てくるという京都の奥深さに改めてビックリ。

2012年8月28日火曜日

京都美術館巡り(1)

神戸出張のついでに京都へ。
8月末の京都の美術館はあまりイイ物がない。
が、しかし…堂本印象美術館で法然院にある印象の襖絵が展示されているってことで、京都駅から市バス50番に小1時間揺られて美術館へ。
法然院ってのは銀閣寺近くにあり谷崎潤一郎とか、内藤湖南とかの墓所でも有名。
でも、お寺の拝観はできないので、丁度いい機会。
谷崎ゆかりの寺とあれば…同じ誕生日の私としては、外せないところ(笑)
っで、ふすま絵ご対面前に、同美術館のキュートな学芸員・山田さんはいるかな〜って受付で聞いてみると…「ちょうど今そこへ」…。
子どもたちを集めて印象の作品から感じる造形を作る…なーんていう事をやったはりました。
お土産を渡し、ちょっと話をして…忙しそうだったから、そそくさと2Fの展示室にある印象の襖絵を見に。
「静風自来」「快風悦水」「雲華西来」の3つの襖絵がでで〜んと展示してある。



一番大きな展示室にあるため、意外と小さく感じたが…襖絵の世界の奥深さ、広がりはスケールが大きく…思わずう〜んとうなってしまう。
そして、方丈の写真に映る襖絵…。
それを見ていると、それぞれの部屋を再現して、平面でなく、立体として眺めてみたい欲求が(笑)
展示する側の都合を考えると、部屋を作るってのは予算的にも厳しいものなのだろうが…一つでもいいから組み上げてもらいたかった。
部屋の真ん中に座って、見てこその襖絵って感じで…。。。

2012年8月19日日曜日

大人の夏遊び

自宅から夢二郷土美術館−後楽園外苑−岡山城−林原美術館と歩いて散策。
影が濃く暑い一日だったので汗をかいては美術館でヒンヤリ…の連続。
っで、まずは夢二。
現在もっと知りたい竹久夢二Part2夢二の大正を開催中。
最も夢二の脂が乗っていた時期…大正の作品をズラリ展観している。
特に挿絵とかセノオ楽譜の装丁、封筒などのデザイン系の作品がすばらしい。
色遣いも素敵で…。

夢二のアートに驚嘆した後は、後楽園、岡山城を通って林原美術館へ。
外苑の木々からは蝉の声がシャワーのように降り注がれる。
日向は超暑いが、日陰は意外と涼しい。
川風がさらに涼しさを増幅させる感じで…歩いていても心地よく感じられる。

っで、林原美術館では平清盛 平家物語絵巻の世界が。
流石に現存する平家物語絵巻では唯一全巻がそろっている優品の展示だけあって、結構な人出。
全36巻で、約940メートルにもなるという絵巻物。
流石にダイジェストを見せるだけってのが残念だが、前期後期2期で展示替えをするってことで、こりゃ2回見ないといけないでしょう!(笑)
とにかく、細かく登場人物の表情や動きが描かれ、おお!って感じ。
分かりやすい解説文もイイね〜!

暑い暑いって言われる今年の夏だが…歩いていると日陰や川風を楽しむことができる…なんだか大人の遊びだな〜って気分。

2012年8月6日月曜日

大汗かいた…

久し振りに休みをとって、朝からのんびり…っと思ったが、そうだ!墓掃除しなければ…。
ってことで、笠井山へ。
草むしりをして、墓石を拭き掃除、除草のための塩をまいて…一応きれいに。
もー、汗がどばどば…下を向いて草をむしっていると、めがねの内側に汗がたまる…。
おーじょしまっせ。
笠井山の上から眺める岡山市内はとてもきれい。備前方面まで見えているのかな〜。
花火の日は岡山と牛窓の花火を両方見ることができそう!

っで、いったん帰宅し、シャワーを浴びて、林原美術館へ。
現在開催中の「平清盛」展へ。
館内はひんやり。
でも、今回は平家物語絵巻全巻がずらり並ぶ豪華な展覧会。
一つ一つ見ていると、えらい時間がかかる。
行き帰り歩きで…またまた大汗。

続いて、ちょっと車が汚れていたので洗車。
小さい車は助かる。
チャチャッと洗って、コーティングかけて…でも途中から大汗ぼたぼた。
せっかくコーティングしたのに汗が落ちては台無し…ってことでタオルを首に巻き汗を拭き拭き…。

おっと、女子マラソンスタートの時間…。
大慌てでチャンネルを合わせる。
重友、何だか体がぶよぶよ、顔パンパン。
調整できていないな〜。
でも、最後まで見てやらねば…とゴールまで番組に付き合う。
それにしても民放がマラソン中継したらダメだね。
10分に2分はCMが入る。
これではレース展開が分からない。

っでその後、夜の散歩へ。
ここでも大汗。

2012年5月7日月曜日

「探さないでください」の旅 その7

さー、次の目的地は野村美術館。
できるだけ公共交通機関を使う旅ってことで、地下鉄東西線蹴上から歩いて南禅寺を通り野村美術館へ。
いやー、新緑の美しい季節だわ〜。
新緑が目に痛い!
三門の向こうに見える南禅寺の景色は絵のよう。
そういえば、ここの三門に大学のころ付き合っていた女の子と登ったよな〜って、青いころの思い出が…(笑)
それはさて置き、野村美術館では春季特別展「かな」の美を開催中。
前期は見逃したが、後期もイイ物満載。
重要文化財の「伝紀貫之筆 寸松庵色紙」とか重要美術品の「伝藤原行成・藤原公任筆 法華経断簡」…。
書道で聞いたことがあるような名品が…。

そういえば、今回の京都って、字が多いな〜。
なんて思いながら、地下の展示室へ行くと、今度は釜釜!
釜-炉縁・風炉とともに-って館蔵品展が。
「芦屋肩衝七宝地紋釜・長野横笛作」とか「花筏蒔絵炉縁・芦屋四方釜」とか…う〜ん。
凄い!
2館巡っただけでお疲れモード。
もう帰ろうかな〜と思いながら、南禅寺に引き返す。

「探さないでください」の旅 その6

阪急京都線に乗って、京都へ。
まずは、今宮神社に参拝(恒例です)。
っで、続いてあぶりもちを食べる。
かざりやは以前トラブったので、今回は「一和」(写真右)へ。
こちらは創業が長保2年ってことだから西暦にすれば1000年…それだけで凄い!
まー恐ろしい歴史の店。
アルバイトの大学生が一生懸命に走り回っている姿を眺めながら、出来たてのあぶりもちをいただく。
気持ちかざりやよりあっさり目か(気のせいかも)。
誰もいなければ、皿に残った味噌までぺろぺろしたくなるほど美味い。
味噌と、もちの焦げ目の味が合わさると最高!
ってことで満足して、茶道資料館へ。
現在、「四季の画賛と待合のしつらえ」って春季展を開催中。
茶の湯においては、掛物の分類として賛のある絵を「画賛」「画賛物」と呼ぶそうで、難しい内容のものから余り堅苦しくないものまで(この堅苦しき無いのが面白い!)ずらり。
文字を読むのに結構難儀しながら…ウイットに富んだ内容の物を中心に楽しむ。
圓能斎筆のやじろべい画賛は「身おかるく心すなをにもつ人ハ あふなそうても あふなくもなし」とあり、また、仙涯筆の吉野花見画賛は「吉のでも 花の下より 鼻のした」と…。
画とともにとても楽しめる。
っで一通り見た後の楽しみがお呈茶。
「池塘春草生」(池塘を鵬雲斎大宗匠、春草生を臨済宗妙心寺673世谷耕月管長が書いたとか…)の軸を見ながらお菓子(桜餅…長命寺の方)とお茶を楽しむ。
ふ〜って一息つけるひととき。
さー続いては、野村美術館へGO!

2012年5月3日木曜日

「探さないでください」の旅 その4

お腹もいっぱいになり、さあ湯木美術館へ!
同美術館では春季特別展「名物記に載せられた茶碗と名碗たち ―高麗・樂・国焼を中心に―」が開催されている。
「雲州蔵帳」「茶器名物図彙」「大正名器鑑」などといった茶の湯の名物記に記載された茶碗を中心に、館蔵の高麗・樂・国焼の名碗を厳選して展示していて、見所いっぱい。
茶器名物図彙所載 の「大井戸茶碗 銘対馬」をはじめ、「柿蔕茶碗 銘藤波」、船橋玄悦作「御本茶碗 銘ねじぬき」…これが3期にわたって展示替えしながら…ってことは…どれだけあるんや〜!
なんとしても、すべてを見ておきたい!

おおっと…そろそろ夕方、宿泊場所を考えていなかったので…って思いながら梅田に戻る。