2010年5月4日火曜日

大阪小旅行(4)湯木美術館

梅田で食事した後、地下鉄御堂筋線で一駅の淀屋橋へ。
お目当ては、ここから南へちょいと行った平野3の交差点を東へ入ったところにある「湯木美術館」。
料亭の吉兆グループ創業者・故湯木貞一氏のコレクションを展観している。
湯木氏は料理を総合芸術の域にまで高めたと評価される人で、さらに茶道にも深い造詣が。
このため、コレクションは茶道具の逸品ぞろい。
今回は春季展「釜と水指」。
いやいやびっくりするような釜や水指、それに茶道具の数々。
中には「利休所持」とかいう物も。
そして、野々村仁清の色絵柳橋図水指は岡山藩筆頭家老でもあった伊木三猿斎が所持していたこともあるとか…。
まさか、こんな所で地元の方の名前に接するとは…。
いろいろな驚きに接しながら、来館者私一人という贅沢な時間を過ごす。

ほんと、お腹いっぱいって感じの2館巡り。

ただ、共通して感じるのは、鬼気迫る収集家の執念。
もちろん目利きとして確かな審美眼を持ってのコレクション。
それだけではなく、収集家の執念とそれに引き寄せられるように集まって来た茶道具の縁。
その縁の端っこのさらに端っこにいる事ができる幸せに感謝。
お土産の一筆箋。

2 件のコメント:

  1. なんだか、不思議です。

    6月に青年部で研修旅行に行くのですが、湯木もその行程に入ってるんですよ!

    楽しんできます。

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  2. おたまさん
    不思議なご縁で…。
    いい所ですよ。湯木美術館は…。

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