2011年12月11日日曜日

久々に京都の旅6

やっと、京都の旅報告も最終回に。
いつまでかかっとんじゃ…と、お叱りを受けながら…。
最後の立ち寄り場所は北村美術館。
北村美術館は季節ごとの取り合わせを展示しているのだが…今回は「凩のころ」って展示。
凩って字が「木枯らし」で無いところがイイ感じ(漢字?)。
濃茶の茶碗が「古萩 銘 三笠山」最近萩焼の茶碗を見ることが多くなったが、元々が文禄・慶長の役の際、半島から連れてこられた陶工によって確立された焼き物…ってことで、高麗の器のような感じがするのだろうが…枯れた感じがして…これって、やっぱり凩って気が…。
っで、続き薄茶では薄茶器が「志野 輪花口」ってヤツで…向付にでも使うような小さな筒型の器だが…上から見ると花びらのようになっていて、それに同じ形をした塗りの蓋が付いている。
元々は薄茶器では無かったのではないか…それを薄茶器に見立てて使うところが…イイのかも…。
今回は「魯山人の美」と題して懐石には魯山人作品を中心に展示。
展示に関してパンフレットにも書かれていたが、魯山人作品が全体の重い雰囲気を和らげてくれているよう。
床の瓜形花入はとっても素敵だった。
こう言っては何だが…お客さんあまりいなくて…お一人様美術館のような…贅沢だな〜(笑)

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