言わずと知れた「カツ丼」の店。
岡山でカツ丼と言えば「デミカツ丼」なのだが…市内に何店かある名店の一つ。
私も30年ぐらいは通っている。
名店とはいえ、30年の間にいろいろとあった。
私が通い始めたころは、まだ、先代のおバーちゃんが元気だったころで、たしか、給食当番のような三角巾を頭にかぶったちっちゃいおバーちゃん2人が手際よく店を切り盛りしていた。
そして、もう一人、名物が。
たぶん、管理責任者の看板に記された名前「伊達改作」さんだったと思うが…その人だ。
色白で、ナヨっとした感じのおジーちゃん。
ぶっとい指輪をチャラチャラさせた指は到底店の手伝いなどできそうになく、女性もののピンクのカーデガンとかを着て、客が来ると「社長、社長」と言いながら絡んでくる(笑)
いつもおバーちゃんから「あんた! もー、店に出てこられな!」と叱られていた。
そのやり取りが、この店に行く楽しみの一つでもあった。
その後、おジーちゃんもおバーちゃんもいなくなり、若い代に。
このころから私の足が遠のく。
いろいろと気に入らない事が多くなったからだが…詳細は触れない事に。
っで、一昨年あたりに、何気なくのぞいたところが、その気に入らない点が若干であるが改善されていた。
っで、先日昼前、マイミクさんの日記に「だて」が登場したことに影響され、まだ客が少ない時間に訪れる。
私のオーダーは、昔から変わらずカツ丼と独眼竜スープ。
カツ丼は、デミグラスソースをかけたもの。
独眼竜スープとは店名の「だて(伊達)」にちなんだもので、ラーメンのスープに叉焼の端っことメンマが入り、独眼竜ということで、ウズラの生卵が入っている。
さて、今回のカツ丼…食べる前に、店のオバはんから食べ方のレクチャーが…。
「卵はかき混ぜずに丼に落として」って。
「うるせ〜! こっちとら、お前さんが店に出るはるか昔からここで食っとんでぇ」と思ったが知らん顔(笑)
ちょっと肉がシワい感じ(揚げ過ぎちゃうか〜)はしたが、噛むほどに旨味がジワっと出て来て…まーよしとするか〜。
ただ、肝心の独眼竜スープにウズラが入っていなかったのはショック!
これも、知らん顔したけどね…。
以前のように酷くはない。
カツ丼とそばの組み合わせのバリエーションが増えているあたりも、営業努力の現れか…。
また、気が向いたら食べに行こうっと!
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